
品の良い言葉の切り返し方
人格を隠すことは出来ません。
「生活は体型に出る」
「品性は言葉に出る」
「感情は声と顔、手足の動きに出る」
「心は姿勢に出る」
と、言われています。
これは個性であり、必ずしも良い悪いを判断できるものではないのですが、
上記が整っていると、 ”育ちが良い” と思われるようです。
加えて、「どんなときでも、誰に対しても」これが崩れない人は、
”人格者” とか ”いい人” と言われますよね。
トラブル時やいざという時こそ「本性」は出るものです。
すなわち、隠し通せるものではありません。
しかし、別に育ちが良くなくても、品のある人間になりたいと心から思うのであれば、大人になってから磨くことは可能と考えています。
今回は品性が現れる言葉の使い方、品の良い言葉の切り返し方の一例を紹介します。
私自身が日頃心掛けていることです。
品の良い言葉で切り返すと地味に相手は驚く
品の良い言葉を選んで使うことが、好印象を与える伝手になります。
応援したい意思を伝えたいとき
・期待しています
・楽しみにしています
・応援しています
無理だ、不可能だという意思を伝えたいとき
・出来ないのでは、と思っているのですが
・難しいのでは、と思っているのですが
・厳しいのでは、と思っているのですが
断りたい意思を伝えたいとき
・今回はご遠慮させていただきます
・今回は見送らせていただきます
・今回はご期待に添えられず申し訳ございません
言葉の暴力や明らかな攻撃を受けた時
・お手柔らかにお願いします
・そのお言葉、詳しく教えていただけますか?
・勉強のために教えていただけませんか?
約束が違う、話が違うと思ったとき
・お気持ちが変わったのですか?
・ご状況が変わりましたか?
・お約束と違うのでは、と思われるのですが
無数のパターンがありますが、それぞれ3つ用意しました。
これらを組み合わせたり、言い回しを少し変えたり、状況に沿うように使います。
相手の距離感(家族や近しい友人)によっては多少崩しつつ、常に比較的丁寧な言い回しを崩さないことで、やがてそれは凄みとして感じ取られるようになります。
ポイントは、上司やお客様対応の時だけでなく、同僚、部下、後輩、取引先(委託先)など、一般的に見て自分よりも立場が不利な相手に、丁寧な対応が出来ていると説得力が一層上がります。
「はっきり言って!」と感情的に言われようが、一切崩しません。
本性を暴こうと、試されるケースもありますが、なおさら対応は変えません。
感情を表に出して切り返すと、売り言葉に買い言葉で良いことは無く、いち早く冷静な状況に持っていくために、言葉のパンチは右から左へと受け流す。
このスタイルが定着してくると、相手から次のようなことを言われるようになるので実感すること請け合いです。じわじわと相手に浸透していたのです。
「いつでも変わらない対応されますよね」
「誰に対しても公平ですよね」
また、子供のことへの言及もありました。
「お子さんは、さぞかし育ちが良いのでしょうね」
(笑)
実際は、育ちは良くないのですが、言われて嫌な気持ちにはなりません。
能天気な息子ですが、言葉遣いだけは、気を付けるように教えています。
実際は教えて何とかなるものではないので、背中を見てもらう。
自分自身が気を付ける事です。妻との会話とかもですね。
汚い言葉は使わないようにする。
俗語や略語はなるべく慎む。
否定的な言葉を前向きな言葉に変換する。
「前向き変換」を解説した記事はこちら(おすすめ)
コツは、メールや文章などで習慣的に使うようにすると、自然と言葉としても出せるようになってきます。慣れるとストレスもなく、普通に使えるようになると思います。
ストレスも溜まりそうなものですが、そういう意識は無いですね。
山に登ったりトレランをやったりして昇華しているのかしら?
品の良い言葉の切り返しで、じわじわと印象を変えていきましょう。ではまた