【野菜塾】ベジタリアン入門・ベジタリアンに種類がある?体重の差、公開します

【野菜塾】ベジタリアン入門・ベジタリアンに種類がある?体重の差、公開します

2024年2月24日 オフ 投稿者:

皆さん、こんにちは。社団法人ランナー龍(たつ)です。

 

このブログでは、これまで野菜を多く摂取すること、野菜中心の食生活について何度がお話してきました。

一方で ”ベジタリアン” と言うと極端な食生活の切り替えといったイメージがあるので、野菜中心の食生活そのものにハードルを感じてしまうのではないか?そう思ったため、

ベジタリアンには 「種類」 があるよ。ということと、気軽に始められますよ。体に良いですよ!ということを改めて熱弁させていただきたと思います。

 

この記事はベジタリアンとしての生活を16年間継続中の私が得た経験と知識を基にお話しています。

お気軽にお読みください!

 

タイプ別、ベジタリアン

私は「基本ベジタリアンです」と自称しています。時々食事の話題になった時、特に隠すことなく伝えています。と宣言した直後に肉をバリバリ食べるので「どこがベジタリアンやねん!」と突っ込みどころしかなかったと思います(笑)

このように、一言でベジタリアンと称しても定義が広く、その認識も人それぞれであるため、曖昧な言葉だと考えます。

 

ベジタリアンとしての基本方針

まず、ベジタリアンという言葉の使い方をタイプ別に解説します。

フルベジタブル

野菜しか食べないよ。ベジタリアンとして徹底した食生活を送るガチなタイプ。

 

セミベジタブル

なるべく野菜を多くと摂る生活を心掛けているよ。といった方向性の食生活ではあるが、肉や魚も食べますよ。といったライトなタイプ。

 

人からベジタリアンであることを言われた際、この2つのどちらの指向かを瞬時に判断する必要はある。もしもフルベジタリアンだったら、食事に出かけても野菜しか食べないため、気を遣う必要があるかもしれない。とはいえ、そもそもそういった人は外食に行く概念は無いかもしれないが、

フルベジタブルの人に ”ベーコン入りのサラダ” を提供したら嫌がられると思うのです。

 

ちなみに私は ”セミベジタブル” です。

 

ベジタリアンとしての2つの型と5つのタイプ

何故、ベジタリアンなのか、必ず理由はあります。主に以下のタイプに分けられます。

・常時継続型

・期間限定型

 

・デトックスタイプ

・健康配慮タイプ

・動物愛護タイプ

・無殺生タイプ

・宗教理由タイプ

ほんと、色々ありますよね。1つ1つ解説します。

常時継続タイプは通年常時ベジタブル生活の人を指し、期間限定型は一定期間のみベジタブル生活をする人を指します。ダイエット目的の方とかに多いですね。

デトックスタイプは、体の毒素(好ましくない食生活の蓄積)を排出する目的でベジタブル生活をされる人を指し、健康配慮タイプは、医師や管理栄養士から食生活指導を受けていたり、健康増進の意識付けなどで野菜を取り入れる人を指します。このタイプが一番多そうです。

動物愛護タイプは、食肉用家畜の屠殺(とさつ)に対して強い反対意識、不信感を示す意思表示として食肉食を避けるタイプで、無殺生タイプは更に野菜であっても根元から採取するものは摂らず、葉の一部や果実(種や実の部分)、ナッツ類に限定しているタイプで ”フルータリアン” とも呼ばれます。ここまで来ると凄いです。外国人に多いのかな。私は出会ったことがありません。

宗教理由タイプは、その名の通り宗教上の理由で特定の肉が食べられなかったり、葱、にんにく、らっきょなどの一部の野菜が食べられなかったりします。子供でも給食で配膳されたお肉を丁寧に取り除くのを目の当たりにしたことがあります。

前者のデトックスや健康配慮は、健康増進に特化して、後者の動物愛護、無殺生、宗教理由は思想に特化しているという特徴の違いがあります。

私は ”期間限定型のデトックスタイプ” です。

 

 

ベジタリアンの種類

ここまで様々なタイプのベジタリアンを紹介してきました。なのにまだ分類があるのか!と驚きの声が聞こえてきそうです。ここからが本番です。

ベジタリアンには種類があります。種類とは、食べられるものの種類を特定することです。

ここに挙げるものが全てではありませんが、主なものを列挙します。

 

ヴィーガン(Vegan)

完全菜食主義者。肉魚はもちろん、乳製品や卵も食べません。私からすれば「なんてハードルが高いんだ!」と叫びたくなりますが、ベジタリアンと言えば最もポピュラーな種類と認識します。気軽に出来るものではありません。

 

ラクト・ベジタリアン ( lacto vegetarian)

野菜+乳製品のみを食べるベジタリアンです。乳製品が摂取できるので牛乳やチーズ、ヨーグルトが食べられます。幾分ハードルが下がりましたが、肉、魚、卵は食べられません。

 

ペスコ・タリアン (pescetarian)

肉は食べないが、乳製品、卵類、魚介類は食べるよ。といった分類です。ここまでくると「試してみようか!」という気持ちになりそうですよね。実践が現実的に思えるベジタリアンです。

 

セミ・ベジタリアン(Semi-Vegetarian)

なるべく野菜を中心的優先的に食べるけど、乳製品、卵類、魚介類、肉もなるべく鶏の胸肉(ササミ)などに留め、場合によっては牛や豚も食べるけど最小限にする考え方をセミベジタリアンと称します。私がこのタイプです。なんちゃってベジタリアンなのでは?と思い始めています(笑)ライザップの食事指導がこれかな??

 

ということでまとめると、私はセミベジタブルの基本方針であり、期間限定型のデトックスタイプのセミ・ベジタリアンであると ここでようやく明確に説明することが出来ます。

皆さんも、ベジタリアン生活を始めるとき、このような分類方法を参考に試してみてね!

 

 

野菜が体に良い理由

野菜が体に良い理由は、しつこすぎるほど様々なメディアで語られていますが、カロリーが低く栄養価がしっかりと摂取できるのは非常に嬉しい事です。

野菜には豊富な種類のビタミン(ビタミンA,B,C,D,E)やカリウムやカルシウムなどのミネラル。そして食物繊維、炭水化物の栄養素を効率的に取り込む重要な役割があります。

残念なことに、現代の一般的な食事メニューではこれらが圧倒的に不足しています。よく1日に必要とされる野菜の量をボウル満タンのサラダ写真のイメージで見ますが中々食べれませんよね。私は食べますけど。

 

私がデトックスとして期間限定的にベジタリアンを徹底する理由に、食物繊維への意識があります。

便通も良くなり、毒素や余分な脂肪分、老廃物などまるごとデトックスしたいと考えてるからです。

 

特に、年末年始付近は、色々なものを食べる機会が増え、忘年会新年会、家族親戚友人との集まり、そして外食・・・。

それ以外にも、コンビニ食やインスタント食、ジャンクフードにその他食品添加物の多い食べ物、砂糖をふんだんに使用したスイーツなど、私たちの食生活には「体によろしくないと思われる」食材を食べる機会があまりにも豊富だと思いませんか?

 

こんな食生活は絶対にやばい!絶対にヤバいのは確実。こんな食生活を長年続けたら生活習慣病になっちゃう・・。

だけれど、ストイックにそれに縛られ過ぎるのも人生味気ないよね。そう思う私は、年末年始が落ち着いた頃を見計らって、2~3か月程度セミ・ベジタリアンに変身するという食生活を採用しています。

期間限定ということは、いずれ食生活を戻すので多少のリバウンドは避けられませんが、20歳の頃から体型も体重も大きく変わらず、とても健康です。

 

私の体系のスペックで食生活による差は以下の通りです。

【普通の食生活】

身長173.5 体重65kg 体脂肪率17% ウエスト(腹囲)76cm

 

【セミ・ベジタリアン生活】

身長173.5 体重59kg 体脂肪率14% ウエスト(腹囲)70cm

 

これは結構な差ですが、服を着ていると、ぱっと見分からないです。「いつも痩せていますね」としか言われません。普通の食生活の方は所謂、中肉中背って感がありますが、男性のメタボ基準(腹囲85cm)より圧倒的にウエストは細く、一般的な中年サラリーマンの中ではかなり痩せている方です。スーツもばっちり決まります。

ただ、これがアスリートの目線で見てしまうと、太りすぎといっても過言ではなく、恥ずかしくも残念でもあります(笑)

セミ・ベジタリアンの時の体型でようやくスポーツマンの及第点かな。といったところ。

 

だいたいこの体重の増減が1年間の中で推移している私ですが、20歳の頃から全く変わりません。また野菜は大好きなので無理をするダイエットとは異なり、大きなストレスは無く、楽しんで続けることが出来ます。なら、1年中セミ・ベジタリアンで行けばいじゃないかと言われそうですが、私だってジャンクフードやケーキなどのスイーツも食べたいので・・・(笑)

無理してダイエットするのは良くないけど、体重が軽い方が間違いなく走りやすく、ランナーにとっては「走れる体」であるために減量することの重要性をトレイルランナーの第一人者、鏑木毅選手も語っています。

出典:Trail Runner.JP

体重は軽いほうがいい、でも……

大前提として、100㎞に限らず、ランをするには体重は軽いほうがいいに越したことはありません。変形性膝関節症のリスクは減りますし、循環器系のリスクも軽減します。ラン自体に関しても、重りがなくなるわけですから、軽いほうが有利です。

ただ、勘違いしないで欲しいのは、初めに減量ありきではないという点です。あくまでも 「走れる身体」にするためにトレーニングを行う中で、結果的に体重が減っていくというように考える必要があります。

引用:THE OWNER 50代で走れる身体をつくるために必要な「食習慣」とは より

 

鏑木さんのメッセージは重みが違いますね。本当にリスペクトです。走れる体であるための食生活とトレーニングで結果的に走るに最適な体重に自然となっている状態。これがあるべき姿として説明されていますが、う~ん、わかりみが深い・・。

また、鏑木さんは低糖質として炭水化物を普段の7~8割に押さえることを提唱しています。これは逆に言うと極端な炭水化物絶ちはしないことを暗に示していることにもなります。

 

私も、食生活こそ時期によって差が生じますが、トレーニング量は通年減らすことは無いので、必要以上に太ることは無いというのはトレーニングの影響もあるわけです。

体重の重さでトレランの成績は大きく変わらないけど、マラソンのタイムは体重が軽い方が絶対に速いタイムをたたき出してしまいます。あくまで自分の場合ですがね。

 

やはり、ベジタブル生活になると、体は軽いし、便通は快調で、ご覧の通り体重は減り、風邪もひかず、体調も良好で、体の老廃物をデトックスした清々しい気持ちになります。

セミ・ベジタリアンであれば、気軽に始められるし、採用しない理由はありません。

ちらみに、鏑木選手の上記について語られている著書はこちらです。

50歳で100km走る! 単行本

絵が狂気に満ちていますが・・(笑)

 

野菜塾

それでも中々、野菜生活に変えられない、腰が重い。野菜は苦手!と思う方も少なくないかもしれません。このような方に、

基本的に「野菜」しかメニューにない、ちょっと高級感のあるレストランを紹介します。

レストランでの食事で美味しい野菜を食べられるのであれば、ちょっとベジタリアンへの興味関心という扉をノックできるかもしれませんよ!

上の写真は私が「野菜塾」レストランで食べた野菜プレートです。

 

店名 ハーブ&おいしい野菜塾レストラン

住所 東京都板橋区西台2-12-12

メニュー モーニング 1280円(ドリンクバー込み)

     ランチ   2000円

     ディナー  2500円

※値段は2024/02/10時点のもの

ハーブ&おいしい野菜塾レストランホームページ

オーガニックな自家製野菜をビュッフェ方式(モーニング除く)で食べられるというベジタリアンには最高のレストランです。基本、野菜だけ食べる感じですが、フルーツももちろんありますし、種類は少ないですが肉や魚、ライスやカレールーなどの ”野菜以外” もあるのでベジタリアン以外も楽しめます。

野菜の美味しさを体験するきっかけとして面白いレストランだと思うのです。

ハーブガーデンにお洒落な佇まいの静かなレストランで優雅な時間が過ごせますので、サラダバーとして考えると値段は少しお高いですが、私としては品質を見る限り高いどころか良心的だと思います。

野菜を濃厚な緑茶で食べ飲む。ひたすら野菜の時間です(笑)

トマトも食べ放題なのは嬉しいポイントです。

 

 

 

野菜塾に1つ思い出話があります。妻と食事をしていると、BMWに乗ったお金持ちそうな若いカップルが訪れ、隣の席に座りました。メニューを見て、

「えっ!!ここ野菜しかないじゃん!」

と驚きながらも、ランチを注文し、店内のサラダを見に行きますが、

「野菜しかないので帰ります」

といってお金だけ払って帰ってしまったのです・・・。

 

もう驚愕でした。

お金を支払っただけまともですが、お腹を空かせていたのか、野菜しかないことに一言二言、文句を言っていたので、残念でした。

それ以上に応対した店員さんの悲しそうな顔が忘れられません。

 

そんな方はステーキレストラン行けよ。と言いたいです。まあ、少なくとも店名に野菜塾と書いてあるんだし、だいたいわかるでしょ?よく調べてお越しください。

ということで、野菜を毛嫌いする人は一定数います。好き嫌いは仕方のない事ですが・・

 

ハーブ&おいしい野菜塾レストランに来てみたいと思った方。基本野菜です。あと、予約制です。かならず下調べをして、予約をして来るようにしてください。

 

 

まとめ

この記事を読んだあなたはベジタリアン入門レベルをばっちり押さえられたかと思います。

ベジタリアンの考え方や種類、分類を覚えることで、ベジタリアンに対する偏見も薄くなったことでしょう。

 

もう一度言うと、野菜は体に良く、必要不可欠な栄養素が含まれています。セミ・ベジタリアンであれば敷居も低く気軽に始めることが出来ます。合わなければ辞めればいいだけのこと。

ヴィーガンという完全菜食主義は極端なので、よく調べた上で、徐々に取り入れる、何を取り入れ、取り入れないか、自分に最適な取捨選択をするようにすると良いでしょう。

 

ダイエットには、食事を減らす、お酒を辞めるということが選ばれますが、

言わせてもらうと、

酒を飲めば太るがやめても体重は落ちません。

 

どうすりゃいいの!と突っ込みたくなるほど年を重ねると痩せにくくなりますよね。

 

体重への対策として

炭水化物は7~8割に減らした分を代わりに野菜で補う。

このように、食事内容を変えるだけで痩せます。(私は炭水化物5~6割にまで減らしてますが)

 

ベジタリアンとは、

ラテン語の ‘vegetus’ (ベジタス)に由来した「健全な、新鮮な、元気のある」という意味なのだそうです。

食事が体を作ります。それでもあなたは野菜を避けた食生活を続けるおつもりですか?

 

以上、ベジタリアン入門の記事でした。ではまた!