ところで、Ipadのようなタブレットって必要ですか?
皆さん、こんばんは。社団法人ランナー龍(たつ)です。
「ところで、Ipadのようなタブレットって必要ですか?」
このような質問を受けたり、話題になったりすることがありますので、今日はタブレットの必要性について書きます。
先ず、私自身がタブレットを活用しており、その影響で周囲の人もタブレットを導入しようか悩んだ挙句、導入した人も居れば見送った人もいるわけです。
一度「考えてみる」ということは何事も良い事だと思います。
この記事では、ズバリ、タブレットは必要かの結論と、どんな人におすすめなのか、活用方法について、それから注意点についても触れていきます。
是非、一緒にタブレットの必要性について考えてみましょう。
もくじ |
タブレットならではの役割があった!
IPadをはじめとするタブレット。今となっては世間にだいぶ普及しているので持ち歩いている人も時々見かけるようになりましたよね。
ただ、パソコンとスマホの中間的なサイズや役割であることから、
「中途半端」 と、言われます。
一度はタブレットを手にするも、手放す人が一定数いることからも、このようなイメージが先行することも否めない。
ここで、各電子デバイスそれぞれを比較して考えてみたいと思います。
デスクトップPC
・画面サイズ24インチ、据え置き利用100%、パソコン向けソフトアプリはフル活用
ノートPC
・画面サイズ15インチ、据え置き利用80%持ち運び利用20%、パソコン向けソフトやアプリはフル活用
タブレット
・画面サイズ10インチ、据え置き利用20%持ち運び利用80%、パソコン向けソフトアプリは概ね活用できるが完全ではない
スマートフォン(ガラケー含む)
・画面サイズ5インチ、持ち運び利用100%、パソコン用ソフトアプリは一部活用可能、通話用途も兼ねる
ネット環境に接続できる4つの電子デバイスを比較しながら、タブレットと他の端末との関係性、役割分担について考えてみる。
比較する部分は「パソコンかそれ以外か」「画面サイズと大きさ」「持ち運ぶ、持ち運ばない」「パソコンのような作業を行うか、行わないか」である。
普及率の順で考えると、1位スマートフォン、2位ノートPC、3位デスクトップPC、4位タブレット。これ、ちゃんとは調べていませんけど、恐らくこれが現時点の結果かと。
前提として、誰もがパソコンを必要とはしていないが(PCは会社ので十分、私物はスマホで十分など)スマホは誰もが必要とする背景を考慮する。
一方で、パソコンでの作業が必要な方からすると、
パッと見、ノートPCが一番万能かつ最強であり、ノートPCとスマホの組み合わせがベターにも思える。
これらを総合的に考えるとタブレットが大きさ、用途共に一番中途半端であると、普通に考えるとこの答えに至る。
しかしだ、考え方によってはこの4つの電子デバイス、優先順位が逆転することがあるのだ!
パソコンはデスクトップPC派の私にとって、ポータブルデバイスはIPadなどのタブレットが活躍することになる。
ノートPCではなく、デスクトップPCを選択する理由としては、デスクトップPCの方が画面領域が広くマルチタスクがし易いということと、重たい作業に向いていることと、パソコン自体の寿命が長いと考えられていること。ノートPCは持ち運ぶことによるダメージとコンパクト化されていることからデスクトップと比べると寿命が短いと言われている。持ち運び中の置忘れ等の紛失のリスクもある。それに持ち運ぶとなるとやや重い。
とはいえ、移動先でパソコンのような作業をしたいことだってあるだろう。
スマホでは役不足。
そこで活躍してくれるのが「タブレット」なのである!
タブレットの良さは、ノートPCよりも更に軽く、素早く一瞬で作業画面を立ち上げることが出来ることだ。当然、ノートPCには負けるが、ほぼパソコンでやりたい作業のほとんどがタブレットなら実行が可能。
であらば、スマホでも代用できるのでは?という指摘もありそうですが、スマホでも対応できる部分もあるものの、やはり画面の小ささから効率が激落ちするし、そもそもスマホでは起動できないアプリもある。
昨今では、動画編集までもスマホで出来る時代であるが、タブレットの方が圧倒的に快適に操作できることは言うまでもない。動画視聴やネットサーフィンでさえも。
そう・・「出来る」「快適に出来る」との差はかなりデカい。
家にいるときでも、外出中でも、持ち運びながらスマホよりも大きい画面で、ちょっとしたメール返信や動画視聴などを快適に行えちゃう。
説明は難しいが、ここがタブレットならではの役割なのです。
中途半端とは言わせない!(笑)
タブレットの市場
では、タブレットの販売台数の推移はどうなっているのか。市場調査統計から見てみよう。
ICT市場調査コンサルティングのMM総研による調査
引用:株式会社MM総研より
2022年日本での販売台数は、前年、前々年とくらべると大きく落ち込んでいるが、それでも631万台の販売数。これは私の感想に過ぎないが、普及、需要ともに安定しているレベルと言っていい。
2022年に落ち込んでいる理由として、2020年~2021年の在宅勤務やリモート授業。そして巣ごもり需要などから一斉に導入が進んだ特需からの減少は想定通りと言えよう。それ以上に、スマホ需要が落ち着く一方で、タブレットの一般普及に関しては伸びしろがあると思っている。
さて、タブレットのシェア率としては、グラフ上でざっくり、IpadのAppleが50%、AndroidとWindows端末がそれぞれ25%ずつという割合。
タブレットはやはりIpadが強く、世界的に見ると、Apple社Ipadのみがシェア率、販売台数共に伸びているという。
世界タブレット出荷、3年ぶり減少 Appleのみ増加 iPadのシェア断トツ38%
米調査会社IDCがこのほど公表したリポートによると、2022年に世界で出荷されたタブレット端末は1億6280万台で、前年から3.3%減少した。タブレット市場は、新型コロナウイルス禍の需要増を背景に成長を続けていたが、3年ぶりに減少に転じた。
引用:Yahooニュース ニューズフロントLLPパートナー
3/19(日) 19:30より
2016年頃、今後タブレットが普及するかどうか、友人と議論したことがあります。
友人の予測によると、タブレットは、商品を画面上で紹介するディスプレイだったり、レジ清算など一部に利用されるが、一般普及としての市場は縮小し、スマートフォンが完全に主流になっていくと論じていました。
私は真っ向から反論し、徐々に普及の割合が増えると予想しました。
それから10年近く経過し、結論はどちらが正解とも言えないと判断しますが、皮肉にも巣ごもり需要による導入増こそあれど、市場が縮小する様子は見受けられない。
この現状から判断できることとすれば、一定の確固たる需要はあると言える。
ただ、価格の高騰もあって、Ipadのような高性能タブレットなどは気軽に手を出せる代物ではなくなってきている。
タブレットの活用方法
タブレットはネットサーフィンやSNS、動画視聴などのインプットだけでなく、資料作成や記事の執筆などのアウトプットにも活用することが出来ます。
私自身、作業のほとんどはPCで行いますが、その補佐的な役割としてタブレットを活用しています。ブログやYoutubeの台本はタブレットで移動中などに書いています。電車の中などでノートPC広げる人もいますが、タブレットの方が取り回しが良く快適です。カフェなどでの作業も良いですね。
仕事やアウトプット作業だけでなく、単純にネットサーフィンや読書、動画視聴にいたっても快適な取り回しとなる。テーブルに置きながらリモート会議やテレビ電話も。
私の利用しているアプリの一部を紹介しながらタブレットの主用途をご説明します。
インターネット・調べもの
私はネットはサファリを使っています。PCは今はまだWindowsなので、Googleクロームも使っています。ネットサーフィンはIOSならサファリ、androidやWindowsならGoogleクロームがお勧めです。
あと、アイデアや画像検索するときは、場合によってピンタレストを活用する時があります。広告ページなどが検索されず、目的まで素早く到達できるからです。
又、ブログやYoutubeはサファリからログインして更新します。
地図・ナビゲーション
私はApple純正のマップを目的地までのナビ検索として利用しています。都会のビル直下では反応が悪いことがタマにキズですが、カーナビとして使っても優秀です。
メモ・記録
サッとメモを取る。これがタブレットを使っていて最も重要に思える用途になります。
これが便利で、もはや、無くてはならないです。
アプリは何でも良く、巷ではGood Note5~6が評判が高いですが、
私は純正のメモアプリです!今のところは。
単順にメモを取るのも良いのですが、ネットで見つけた記事を切り取って張り付けたり、欲しい商品を切り取ってカタログにしたり、画像やリンクなども貼り付けながら自分の意見もメモしつつ、備忘録にもなるし、ちょっとした資料が一瞬で出来る。
考えを整理するのにフリーボードに自由に描いたり、シンプルマインドアプリでマインドマップ化したりと、タブレットは常に自分の考えを整理する場所になってくれる。
メール
メールもほとんどタブレット端末から移動中に送信から返信までこなしてしまう。
Outlook、G-mail、I-cloud、そのた複数メールアドレスを一括で管理し速攻で対応していく。
スケジュール管理
カレンダーは視認性が良いGoogleカレンダーを使っている。これに純正のリマインダーを組み合わせてスケジュール管理している。カレンダーは月間で管理し、デイリーのスケジュールはリマインダーに落とし込んで管理している。
口座残高・資産管理
家計簿管理はマネーフォワードも好評だが、私はマネーツリーを愛用している。
複数の口座管理から入出金履歴まで視認性が良い。
クリエイティブ作業
クリエイティブ作業は誰もがやるわけではないのですが、ブログやYoutube又はデザイナーなどはかなりの数のアプリを駆使することになります。私も利用しているほんの一部のアプリに限定しますが紹介します。
動画編集はi Movieで、写真をくっつけたり、IpodやIpadで撮影した動画をここで簡単に加工してPCに送信します。
ブログや動画のサムネイルや、簡単なお絵描き、写真加工はアイビスペイントを利用しています。お絵描き初心者でも使い易いです。
パワーポイントのようなスライド資料や、各種サムネイル関係、A4横サイズのパンフレットなどはキーノートで作成しています。Youtubeに使う解説画像はほとんどコレです。
ガレージバンドはあまり使いませんが、Youtubeで流す音楽を自作したいときはこれを使っています。タブレットでポチポチしているだけで音楽が作れるのが恐ろしいです。いい意味で。
PCへデータ転送・ファイルストレージ
ネットクラウド上にデータを保管したり、PC~タブレット間でのデータ共有に、クラウドストレージは必須です。IpadとMACであればiCloudでリアルタイム共有が出来て良いですが、他のOSとの共有だったり他社とのファイルやり取りでは、ドロップボックスやWindowsワンドライブ、Googleドライブ、これらのいずれか又は複数を有効利用し、モバイルネット環境をより便利なものにしていきたい。
読書
読書ならIpadにもブックアプリがあるが、Amazonプライム会員である私はkindleを優先的に活用している。アマゾン経由での電子書籍購入や、無料で読めるプライムリーディングをkindleアプリで開く必要があるからだ。文庫本に近いサイズのタブレットは読書におすすめであり、kindleアプリはお勧めのアプリです。
音楽・ラジオ鑑賞
私はAppleミュージックとAmazonプライム会員なので、音楽は必然的にこの2つになります。音楽はほとんどの場合Appleミュージックですね。
AM、FMラジオはラジコで、それ以外の分野ではポッドキャストでラジオを聴きます。
音楽やラジオを低音で流しながら作業をするのが私にとって作業が捗るひとときになります。コーヒーもお供に。
動画視聴
動画視聴も読書と並び、タブレットの大きな楽しみの1つです♪
お馴染みYoutube、そしてAmazonプライム会員かつAppleTV会員の私としては数ある動画配信サービスの中で、この3つオンリーであります。
音楽や動画はApple社製のAirpodsシリーズやドルビーアトモス、空間オーディオ対応のヘッドフォンとの親和性も良く、音も映像も楽しめます。
テレビ電話
例えばスマホでテレビ電話をやろうとすると接続が安定しなかったり、端末が熱くなってしまったり、充電が早く消費されてしまったりと、やや頼りない印象がある。
その点、タブレットは快適だ。
仕事ではクライアントの要望に合わせ、チームスかズームを選べばいいし、プライベートでIOS同士ならフェイスタイムだ。
これらのパソコンで処理したい作業にほど近いことが出来てしまうのがタブレットの嬉しい点であり、これらのアプリを移動中でも常に即表示し、サクサクと処理することが出来る。
もちろん、スマホでも十分できるような動画視聴などのコンテンツ消費もあるが、タブレットなら小さな文字や画面にストレスを感じることなく、ゆったりと快適に楽しむことが出来るぞ。
まとめ
いかがでしたでしょうか。Ipadのようなタブレットは必要なのかについて、タブレットのもつ役割を中心にお話してきました。
タブレットは一見、中途半端なデバイスであるが、パソコンやスマホではちょっとやりにくいシーンで快適に活用できる端末であることがお分かりいただけたと思います。
普通は、パソコンとスマートフォンの方が必要性の優先度は高いのですが、机以外の場所や移動中にパソコンに近い作業や、動画視聴などを快適に行いたい方にとっては、もっとも最重要なデバイスに逆転する可能性だってある。
それがタブレットなのです。
外に持ち歩かない方も家でゆったりとタブレットを愛用する方もいる。
スマホの小さい画面をのぞき込むよりかはよほど快適だ。
写真の通り、家でまったりタブレットは至福の時間と言える。
サイズや性能は用途によって検討して欲しい。値段もだいぶ差があるぞ。
Ipadproは据え置きで使う場合も多く、やや重い。miniは画面こそ小さいがポータビリティに優れる。
10.2インチのノーマルIpadが最も安く、タブレットのエントリー機になる。
売れ行きも、このノーマルIpadのWifi版が最も多く出ている。
つまり、外には持ち出さないが家の中で動画視聴など限定的な用途において、スマホより大きな画面で快適に楽しみたいという需要があるということの表れだろう。
私はもうすぐ発売されると噂されているIpad mini7th を心待ちにしている。
Ipadのようなタブレットは必要か。
それは、残念ながら誰にでも必要な端末ではないが、
必要な人にとってはかなり必要になりうる端末だと考えます。
加えて言うと、その必要な人は思いのほか、多くの人に当てはまるのかもしれない。
スマホ依存症が問題となり、ほどよい距離感が社会課題となりつつあります。
タブレットは、スマホほど頻繁に操作しないとは思いますが、長時間の操作は様々な悪影響も懸念されます。スクリーンタイムでよく観察されることをおすすめします。
デジタルの浸かりすぎには注意して、程よい距離感でお付き合いください。
是非、タブレットを上手に活用して、効率的かつクリエイティブな生活を!
動画でも解説しています。よろしければご視聴ください♪
ではまた!