【丹沢】無花粉のヒノキが発見されています

【丹沢】無花粉のヒノキが発見されています

2023年11月10日 オフ 投稿者:

皆さん、こんばんは。社団法人ランナー龍(たつ)です。

 

今回は無花粉のヒノキが発見され品種登録されているよ!といった記事を書いていきます。とはいえ、令和2年ごろから発表されていることでもあり、ご存じの方もいらっしゃるかもしれません。

 

ヒノキアレルギーを若干有している私としては、嬉しい事でもあり、注目してたりもします。

グラフは、私こと、社団法人ランナー龍のアレルギー検査結果です^^;

 

無花粉ヒノキとは一体、何なのか!?

是非、お読みください。

 

 

無花粉ヒノキ、丹沢で発見

無花粉ヒノキはなんと!?我らが丹沢で発見されていた。

今回、千葉県や神奈川県の森林研究所、自然環境保全センターから情報が出ていたのをキャッチしました。

無花粉の遺伝子を持ったヒノキ優良品種の発見について

森林研究所は、全国で初めて、ヒノキの優良品種の中から花粉を飛ばさない無花粉の遺伝子を持っている「丹沢6号」、「丹沢7号」の2品種を発見しました。
これらの品種を両親として種子を作ることで、花粉をまったく飛ばさない優良なヒノキ苗木を生産することができるようになります。

無花粉ヒノキとは

雄花を着けるが花粉が成熟しないため、花粉を飛ばさないヒノキのこと。これまでに神奈川県で1品種発見されているが、種子ができないのでさし木でしか増やすことができず、多量に苗木を生産することができていない。
一方、今回発見した品種「丹沢6号」、「丹沢7号」は花粉を飛ばすが、その種子から育成したものは約4分の1が無花粉ヒノキの苗木となり、多量かつ安価に生産できる。

出典:千葉県 森林研究所 報道発表案件 令和5(2023)年2月3日記事より

ふむ、なるほど。「丹沢6号」「丹沢7号」自体は花粉を飛ばすが、その種子には無花粉の遺伝子が備わっており、この種子から育成された苗の25%は無花粉ヒノキとなり花粉を飛ばさなくなる。ということですか。

これは喜ばしい。スギもそうなって欲しい。

 

無花粉ヒノキが品種登録されました

自然環境保全センター(厚木市七沢)が全国で初めて発見した無花粉ヒノキ「丹沢 森のミライ」について、農林水産省より品種登録が公示されましたのでお知らせいたします。

神奈川無花粉ヒ1号(令和4年3月15日登録、登録番号28988、存続期間30年)

  • この品種は、平成24(2012)年春に、秦野市内の山林で発見した花粉を飛散しない個体です。
  • 「神奈川無花粉ヒ1号」は、雄花をつけるものの、減数分裂時の異常により正常な花粉が形成できず、花粉嚢が開かないため花粉が飛散しません。
  • この品種は、両性不稔品種のため、種子ができませんが、発根率が高く、さし木で苗木生産することが可能です。
  • 県では、「神奈川県花粉発生源対策10か年計画」により、2027年度までに花粉症対策苗木の年間生産目標15万本のうち、1割を無花粉苗木(スギ、ヒノキ)とすることを目指して取組を進めています。

出典:神奈川県 自然環境保全センター記者発表等 2022年3月18日記事より抜粋

 

計画的に無花粉品種を混ぜて育成していくという事ですね。

花粉アレルギーは社会問題でもありますから、少しでも緩和すると良いと思います。これがどれだけ緩和に貢献するかは想像がつきませんが、首都圏でこのような取り組みがなされていることを知れただけでも良かったです。

花粉は春だけでなく、秋にもイネや雑草系のものがあり、最近は秋の花粉に困っているよという声も実際によく聞きます。

ちなみに、ヒノキですが、春の代表的な花粉の1つではあるものの、

スギとは少し時期が異なり、4月~5月が全盛期となる花粉です。ですから、2月頃から影響が出始めるスギ花粉症も合わせてお持ちの方にとっては、春自体が憂鬱に思われるのではないでしょうか。

できるものであれば、過度に薬漬けになるのではなく、食事や生活習慣などで免疫を下げないように心掛けたりすることで多少なり緩和されるとそれは理想的なことであります。

ではまた!