
【日の出・夕暮れ・夜景】丹沢・塔ノ岳 冬の表尾根縦走
題名の通り写真を撮るのが楽しくなる登山でした。
今回は2023/02/04(土)~02/05(日)、1泊2日で冬の丹沢表尾根縦走に行って参りました。
まあ・・かなり経過してからブログにアップロードしているのですが、逆に冬の凛とした涼しさ、清々しさを伝えることが出来ればと思っているところです。
ゆっくりと縦走をして、時間もたっぷりあったので、日の出、夕暮れ、夜景、冬の澄んだ景色などの写真をたくさん撮りました。都会から近い丹沢山地だけど、いつもの風景ながらもやっぱり山の景色はいいよな!と思わせてくれる登山になりました。
変わらない景色、けれども特別な景色。
尚、この登山は私が引率ガイドをする形で、私含む10名での登山になります。
ここでは山と高原地図№29「丹沢」を使用しています。
関東在住の方、一家に一冊ですよ。
この登山の概要
日時:2023/02/04(土)~02/05(日) 1泊2日
天候:1日目(曇りのち晴れ) 2日目(快晴)
メンバー:10名
エリア:丹沢 塔ノ岳(表丹沢)
登った山:塔ノ岳(1,491m)、鍋割山(1,272m)
宿泊地:塔ノ岳 尊仏山荘
ルート:
【1日目】
大倉(08:15)・・・牛首(09:27)・・・三ノ塔(11:05)[休憩 40分]・・・烏尾山(12:15)[休憩 5分]・・・政次郎ノ頭(13:20)[休憩 5分]・・・新大日(14:06)[休憩 5分]・・・木ノ又小屋(14:36)・・・塔ノ岳(14:56)
【2日目】
塔ノ岳(07:00)・・・金冷シ(07:15)・・・二俣分岐(07:35)[休憩 5分]・・・鍋割山(08:04)[休憩 10分]・・・後沢乗越(09:00)[休憩 5分]・・・二俣(09:30)[休憩 5分]・・・大倉(11:04)
累積歩行時間:約9時間25分
累積歩行距離:約20.5km
累積獲得標高 2,300m
スタート地点までのアクセス:小田急新宿駅→渋沢駅下車 神奈川中央交通バス渋沢駅北口→大倉バスターミナル
ワンポイント:小田急の券売機で、「大山丹沢フリーパス」を購入できる。登山口までのバス料金も含まれており、普通の乗車券より少し節約できるぞ。新宿からアクセスするハイカーにおすすめだ。
景色を心に焼き付けるもよし!写真に残すもよし!
2023年、年始以降一発目の登山という事で、丹沢に「今年も宜しくお願いします」と挨拶をして入山。厳かな気持ちで山の透き通る空気を吸い込む。
「うん、やっぱり山はいいね」
実際のところ、渋沢駅から表尾根の大倉バスターミナル行きのバスは登山客で長蛇の列。臨時増発のバス含め駅に3台もバスが停まっていた。
コロナが嘘のようだ(笑)
そんな大混雑の大倉バスターミナルも、マイナールートである牛首ルートに入った途端、誰もいなくなり静かな登山を満喫できた。
牛首ルート
結果的に積雪は無く、アイゼンは不要だったが稜線上では数カ所の凍結エリアがあり、同行者にはそこは緊張感をもって歩いていただいた。
標高1,000超えると冬の丹沢はこんな感じです
日当たりの良い箇所は稜線でも凍結無しだが、日陰になると凍結アリ。
ちなみに、積雪に関しては、その年や状況で大きく異なるから何月なら大丈夫とかは言い切れないので注意してくださいね。
←2022年4月の写真です!
さて、10名の山行でも長距離になると僅かのペースの差で列は長くなり、最終的には3つのグループに別れたが、途中途中の山頂やコルの部分で待機し都度合流する形を取った。
塔ノ岳山頂
塔ノ岳に到着し、尊仏山荘にチェックインする。
山頂周囲は標高が高いため、積雪が残る。
まるで絵のような富士山の夕暮れ。寒かったけどビール飲みながら写真撮影に興じた。
ブルームーンに照らされる市街地。右側の山は大山だ。丹沢の夜景も絶景スポットとして有名。
山荘の主人が就寝場所や食事、談話スペースなど10名分の場所を確保、過ごしやすいように配慮してくださり非常に有難かったです。予定通り「尊仏カレー」を食し、翌日に備える。
翌朝、AM5時日の出前
沈む月
モルゲンロート
そして・・
日の出です。初日の出じゃないけど、ここの日の出は見る価値がある!手前の山は大山。
日の出前のドキドキ感は半端ない。
完全に日が昇るといつもの景色。午前8:00
鍋割山を経由する遠回りルートで縦走を楽しみながら標高を下げていく。
鍋割山稜は日影が多く、雪も残りがちだ。
事前にミックスしたドライフルーツのハチミツバター味のアーモンドで長い歩行時間の気分転換に。
もうすぐで下山です。天候にも恵まれ、同行者にとっても良い旅となったのではないだろうか。丹沢はヒルの居ない冬に主役になれる山です。ではまた!