青ボールペンしか使わなくなった結果
皆さん、こんばんは。社団法人ランナー龍(たつ)です。
もっと効率の良い勉強法はないだろうか。
もっと効果的なメモの取り方はないだろうか。
大人になってからは学生時代とは異なり、勉強に割ける時間は少なく、効率や時短。効果的な手法を求めている人は大勢いらっしゃると思います。
ところが、そんなうまい話は早々無いのが現実。
だからなのかは不確かですが、日本人は社会人になってからの勉強意欲が少なすぎると指摘されています。
少し前置きの話をしてから本題に入っていきます。
この記事は次のように構成されています。
- 勉強しない日本人という問題提起
- 青ペン書きなぐり勉強法との出会い
- 青ボールペンの効果
- 青ボールペンしか使わなくなった結果
- 結論とまとめ
勉強しない日本人という問題提起
最近においては ”リスキング” という言葉と共に、学び続けてスキルアップを図ることの重要性も語られていますが、日本人は社会人になってからはパッタリと勉強を辞める傾向にあります。
やっぱり“勉強しない日本人”。「自ら学ぶ」は2年連続減少【5万人調査】
学び直しやリスキリングの必要性が叫ばれるなか、それでも「勉強しない日本人」が改めて浮き彫りになった。
リクルートワークス研究所は2022年6月21日、約5万6000人を対象にしたアンケート調査「全国終業実態パネル調査(2021年)」の結果をまとめた。
その結果、コロナ直後に急激に悪化していた「学習・訓練」に関する項目は、2021年もほぼ変わらない水準で、なかでも自ら勉強する「自己啓発」については、前年よりもさらに悪化していた。
リスキングとは何か
リスキリング(re-skilling)とは「新しい職業に就くために、あるいは今の職業で必要とされるスキルの大幅な変化に適応するために、必要なスキルを獲得すること(させること)」をいいます。新型コロナウイルス騒動以降、社会の変化により今までの技術(スキル)が役に立たなくなることに備えて就労者が自ら学び直す(あるいは企業が従業員に研修を受けさせる)場面で使われています。特に社会のデジタル化に向けたDX人材育成の場面で使われることが多いようです。
例えばAmazonでは、倉庫作業員などの非技術系人材を技術職に移行させる「アマゾン・テクニカル・アカデミー」を社内研修プログラムとして実施していますが、これは、「今後倉庫内で人が働く必要がますます無くなっていく」ことを示唆しています。
ここにリスキングの必要性が謳われていますが、ではなぜ勉強したりスキルを磨いたりする人が少ないのか。或いは一部の意識の高い人だけが勉強するのか。
それは、かつての終身雇用や年功序列が足をひっぱっていると思う。
だって会社を辞めさえしなければ年齢と共に、給与や役職が上がっていくのがわかっているのに努力しますか?しませんよね(大抵の人は)
実力主義だっていってもまだまだ実情は違いますよね。日本は。
逆に努力して資格や知識、経験を身につけたとて、それに見合う収入が上がるかと言うと上がりませんよね。率直にコスパが悪いという事です。
生涯学習なんて言葉は昔から聞きましたけど、リスキングという横文字にしただけで多くの人は勉強しませんよ。ということです。
サラリーマンというのは理不尽な世界です。
さて、では努力するのは無駄かというと、
私の意見としては「NO!」であり、逆に 努力するべき と考えます。
それは何故かというと、もはや先行き不明で不安定な日本になる可能性を考えているので、だからこそ、ご飯を食べられる(お金を稼ぐ)力を常に高めて言った方が良いという危機感があるから。
もっといえば、老後も働き続ける可能性が高く、そこも見越したうえでのスキル形成が必要です。
今勤めている会社が明日消えても、あなたは何とかなりますか?という事ですね。
なんだ、また説教かよ 余計なお世話。と「戻る」ボタンを押そうと思ったアナタ。
もう少し読んでください。
少しオーバーな書き出しとなりましたが、効率の良い学習法、記憶に残りやすいメモの秘訣として、青ボールペンを活用することが有効的とされています。
いったい、どういうことなのか。
青ペン書きなぐり勉強法との出会い
学生時代なんかはノートをとる時「ここ、テストに出るからなー」と言われるような場所は赤ペンや青ペンなど色を変えて書きましたよね?
忘れないようにするために。
それは社会人になってメモを取るときのポイントとも共通しており、私は赤よりも青を好んで使っていたんです。実際、青ボールペンで書いた文字や数字は「見やすいな」と思っていました。
それは無機質な ”黒” とは大きな違いでした。
それで偶然、青の文字に着目した本は無いかなと冗談半分でkindleを検索したらありました(笑)
それが私と『青ペン書きなぐり勉強法』との出会いです。
効率UPは青ボールペンにあり!
さっそく購入し。読みました。この記事を書いている8年くらい前の話ですけども。
とにかく、おお!やっぱり青ボールペンって効果があるのか!と本を見つけただけで嬉しかったですね。
青ボールペンの効果
準備をするのは、青ボールペンとノートを用意しひたすら書き殴るだけ。
簡単に安価でいつでもすぐ始められるところがポイントです。
ボールペンはインクの減りが見えるよう軸の透明なタイプのものを用意することと、ノートはルーズリーフのような1枚ものではなく、一冊のノートを使用することで、自分の書いてきた軌跡を残すことがモチベーションになり効果的です。
うん。こういうタイプのボールペンが推奨されています。
青という色にはリラックス効果、突発的な衝動を抑える鎮静効果、これらの相乗効果による集中力UPが期待できます。
目を引く色は情報の取捨選択になり、集中して書いてきたことを記憶にとどめやすくなる。書いたノートや使い切ったペンが軌跡として残ることで、書くこと自体が楽しくなる。
書くこと自体が楽しくなると必然と習慣化する。
勉強が習慣化すれば効果が発揮されていく。
簡単に本書の意図を要約すると、このような感じです。私が読んだ記憶から記事を書いているので、詳しくは実際に読んでください。
とにかく何もかも書く。ということが肝心。
私が思うに、これは単に受験生だけでなく、むしろ社会人だからこそ重要な気がしてきた。社会では約束や納期といった期限がある中で成果を出し続けなければならないことの繰り返しで報酬を得るわけです。
合理化、効率化は必須。
その1つとして、青ペン書きなぐり勉強法が役に立つのではないか!?
こうして私の青ボールペン生活が始まります(8年前の話です)
青ボールペンしか使わなくなった結果
結果から言いますと挫折しました(笑)
確かに青ボールペンのインパクトは自分が見ても人が見てもインパクトは大きかったのですが、それによる支障もあったのです。
私が極端な使い方をしたことも挫折の要因ではあります。
とは言うものの、使い分けが嫌だったので、いちいち黒ボールペンを使ったり青ボールペンを使ったりと言うことがストレスになることを避けるために、勉強時に限らず全てのものを書く時に青ボールペン以外は一切使わないようにしたのです!
使い分けなんて生ぬるい。100%中の100%!!青インクの生活です
幽遊白書の戸愚呂兄弟
100%の全力疾走って長続きしないんですっ!
どうせだったら青しか使えない状況を作れば必然的に続けざるを得ないし、効果も発揮しやすくなるだろうと目論み・・・
打合せの共有ノートも、提出書類も、書類にサインをする時も、交通費の伝票を書く時も、公私関係なく至るすべての書類に、青インクオンリーで書き殴ってきたわけである。
ビジネスシーンではよく笑われました。っていうか苦笑いも。
「龍さん・・あ、青ですか」苦笑
と、こんな具合です。
ダメではなかったみたいなのですが、微妙な空気になることがありました。流石に赤で書くよりはよっぽどマシだったのですが(赤だと意味合いも変わる)例えば複写式の書類って複写側の方は青く印字されたりするので、そう言った意味で青で書くには相応しくないケースも意外とあるという事なのだ。
それを感じ取り、青を使い続ける度胸が無くなってしまい、効果を感じる前に早々に辞めてしまったのでした。
そりゃそうだ。なんでもかんでも青を使いなさるな。と思いますよね。
おっしゃる通り。
人に見せないプライベートのノートに青で書きなぐれば良いことで、本書もそういう意図で書かれていたはず。
しかし、私はどうしても嫌だったんです。
ボールペンは1つ、ペン立て1つ。他は一切使わない一刀流で行きたいのです。
二刀流なんてナンセンス。
ボールペンもなるべく良いものを長期愛用。落ちたら亀裂が入る透明軸のボールペンは使いません。でもしかたなく透明軸のボールペンを使ったが愛着が湧かなかった。
結局、使い分けをせざるを得なくなり、ストレスとなり、終了する運びとなりました。
がしかし!私にはまだ取得しなければならない資格もあり、勉強が欠かせないため、もう一度チャレンジします。もう透明のボールペンは使いません。
愛用のボールペンの替え芯のインクを青にして再チャレンジします。
替え芯を青にするという発想
インクの減りは確かに達成感の証なのですが、それは替え芯でも代用可能!
愛着のあるボールペンで書きたい。
以下は私の愛用品です。
生産性爆上がりです。
あとは冷静に、青が相応しくない場面では黒ボールペンでも書けるように、黒ボールペンも一応所持した上でどれだけ継続できるか。やってみます。
きっと挫折したあの頃の自分は、まだ青かっただけだ。
(うまいこと言った?w)
結論とまとめ
青ボールペンには、リラックス効果と鎮静効果による集中力UPが期待出来、色が目を引くことから記憶に残りやすいことも効果として考えられます。
私はチャレンジしましたが、挫折しました。
でも改めて再チャレンジしたいと思います。
東大生や早稲田生も実践しているという青ペン書き殴り勉強法。
勘違いしてはいけないのは、これをやれば学習においてのトップクラスになれるわけではなく、圧倒的に努力した結果であることは言うまでもない。
その圧倒的な努力に青ボールペンが役に立つかもよ。ということなのである。
効果的に学習されている方は、その人なりの秘訣や工夫があるわけで、闇雲に努力しているのではない。ノートの取り方、学習の範囲選択、スケジュール設定、学習場所や睡眠時間にいたるすべてが関係していると言ってよい。
そう考えると、効果的に勉強できることは仕事を成功させることと結構似ていたりすることが分かる。共通しているということ。
人それぞれ合う合わないがあるのと同じように、青ボールペンの効果を理解し正しく実践しても効果が出ない人はいると思う。
されど、ハマる人にはハマるのだろう。
皆さんも試してみてはいかがでしょうか。
青ボールペン書きなぐり勉強法は時折話題になりますが、試す人は少ない印象です。
私の手法
・愛着を持てるボールペンを用意する
・ペン立ても用意する
・替え芯を青インクのみにする
・なんでも青で書く(どうしてもの時だけ黒)
以上