目標達成ツール マインドマップの活用法(前編)マインドマップとは?
皆さん、こんばんは。社団法人ランナー龍(たつ)です。
皆さんは「マインドマップ」を知っていますか?名前くらいは知っている人も多いと思います。
自分の考えていることを図に書いて ”見える化” することで思考を表現するマップを指し、ビジネスの場面や会議などで使われる場面が多いですが、個人でやっている人もいることでしょう。
今回は、そんなマインドマップを生みの親「トニー・ブサン」が提唱する内容を忠実に再現した著書『マインドマップ 最強の教科書』を手短に要約し、私の考察を踏まえるとともに、実践内容も合わせてちょっとしたレッスン方式で3回に分けて記事にしていきます。3回の記事全部読めば、だいぶ理解は深まると思われます。
結論を言うと、合う人、合わない人は居ると思いますが、
マインドマップを知るきかっけ、始めるきっかけになれば嬉しく思います。
シンプルで簡単なのですぐにでも始められるのですが、面白いことにシンプルなものほど奥が深く、会得するまで場合によっては難関を極めるかもしれない。正直私もマスターはしていません。
しかし、逆に言えば、マスターしていなくても十分活用することが出来、人生を豊かにしてくれます。
ということで、(前編)(中編)(後編)に分けて段階的に解説していきます。
この記事は (前編) になります。
よろしければ(中編)(後編)もお読みください。全て読むことでより理解が深まるでしょう。
注意点としては、私の解釈がふんだんに含まれておりますので、それが信用ならない場合、著書を読まれると良いと思います。著書の内容をそもまま書いてしまうと著作権に触れてしまうので、それに配慮する形です。
思考の言語化が苦手な方、優柔不断な方、目標が不明瞭になりがちな方には特にマインドマップをおすすめします。
心してお読みください。
もくじ ・マインドマップとは? ・ルーツ ・作成方法 ・活用事例 ・理想的な見本 |
マインドマップとは
マインドマップとは、自由な思考、アイデアや関連する情報を、中心となる「概念」から分岐させる形で描写した図です。
自分の思考そのものを文字や絵に表現し、頭の中で想像するイメージをそのまま再現したものがマインドマップのあるべき姿と考えます。
いわゆる「腑に落ちる」状態になるために、マインドマップを活用します。
言わば、マインドマップは確立された思考法の1つです。
思考のプロセスが見える化することによって、話がまとまりにくい場面、例えば会議など複数人で意思決定する時に有効です。ブレインストーミングとも言います。
効果的なメモの作成になり、そのまま議事録にしても良いでしょう。形式的な箇条書きよりよっぽど画期的です。
画期的という事は、すなわちプレゼン資料に活用することも可能です。
一方で、マインドマップは「右脳思考法」と言われている。
わかりやすく比較してみる。
どちらが良いということではないが、マインドマップは右脳思考の分析法であるということです。
私は、ブログ記事の内容構成を考えるとき、動画の台本を書く時、目標達成のプロセスを考えるときなどにマインドマップを使います。
次の図は、実際に私が書いたマインドマップで、実は正しいマインドマップではありませんが、このように直感的にパパっと書いては考えをまとめておくことを習慣にしています。
これは道志村のキャンプ場で女児が行方不明になった時の、インターネット上で散見されていた考察を図にまとめたものだ。これはマインドマップとしては偽物である。メインとサブブランチがあり、色分けもされているが、放射状になっていないのと、視覚に訴える絵が全くないからだ。ただ、単純に文字に書き出すよりかは思考が整理できるので、やはりマインドマップは凄い。
これは24時間と言う時間を”仕事時間と食事睡眠など” を除く余暇を何に使っているのかを言語化したマインドマップです。これは放射状になっていて、枝(ブランチ)も木の枝のように、脳のシナプスのように曲線的になっているので、よりマインドマップに近い。が、トニー・ブサン氏から言わせれば、これも偽物である。サブブランチが無いし。
それとなく左脳思考っぽいし・・
時間の使い方・・やることが雑多にありすぎて良くないなと思ったものです。
ルーツ
マインドマップは1960年代に、イギリス出身の芸術家兼教育コンサルタントであるトニー・ブサンによって生み出された思考法である。
Wikiによると2019年にお亡くなりになられているようで、私はてっきりご存命だと思ってたので、驚きました。
当初、マインドマップはここまで発展することになるということはあまり考えていなかったようで、勉強法を思考する中で編み出されたようだ。
また、それは古代文明の記憶術なども意識されている。その背景として古代エジプトのヒエログラフ(象形文字の1種)などが絵が思考をイメージさせる表現の原点だとして遡っている。
引用:世界史の窓 神聖文字/ヒエログリフ より
作成方法
マインドマップの作り方はシンプルで簡単ですが、正しいマインドマップを極めることは難しいと感じています。
1 1枚の紙を用意します(デジタルでも良いが、アナログが推奨される)
2 思考したい題材を中心に書く。これを「セントラルイメージ」と呼びます。 例えば「5月にやりたいこと」でも良いでしょう。
3 マインドマップに書くあらゆる文字はわずかな単語で決して長い文章にしない。
4 中心に描いた題材から主に考えたいことを放射状に枝分かれさせて「メインブランチ」を作る。ブランチとは枝のことである。
5 メインブランチに対して思考されたことを更に放射状に枝分かれさせていく「サブブランチ」を作る。
6 これの繰り返し
7 抽象的なアイデアから徐々に具体化していくイメージで
8 「予定」「会議議題」「台本」「目標」などをセントラルイメージの題材にすることが多い
簡単に述べており、これだけで正しいマインドマップにはなりませんが、それは(中編)(後編)で述べていくこととし、基礎としてはこんな感じで良いでしょう。
活用事例
「予定」「会議議題」「台本」「目標」などが題材に用いられると言いましたが、具体的にはどのような方向性で活用すればよいか、
私の考えで恐縮ですが、ズバリ、下記の4つです。
~マインドマップを活用する目的の一例~ ・解決する「どうすればよいか?」を導き出す目的 ・深く考察「なぜ?どう思うか?どうしたいか?」を追求 ・分解する「これは何でできている?」物や事の構成要素を細分化 ・分析する「統計や集計」数値を図解言語化 |
マインドマップを有効利用したいですね。
理想的な見本
※著書:マインドマップ 最強の教科書より1ページのみ抜粋
木から枝(ブランチ)が伸びてイメージが広がっていくのが分かると思います。これが基礎かつ理想的なマインドマップと考えますが、まるで空想的な空間に入り込んだ気分になります。同時に、こんな芸術的なイメージは自分には出来ない。面倒くさい。と思ってしまわれることが、マインドマップが敬遠する人が考える理由なのかなと推察します。
いかがでしたでしょうか。
今回はマインドマップの入り口、マインドマップとは?について解説してきました。マインドマップが出来上がれば解決!ということではなく、明確な意思決定ができたり、今後進むべき道筋などのヒントを得ることが目的となります。
又、方針やビジョンが生まれることもあるでしょう。
皆様がマインドマップに興味を持つきっかけになれば嬉しいです。
この記事は、私の解釈で書かれていますので、本当にマインドマップを網羅するのであれば、トニー・ブサン氏の著書を合わせてお読みいただくことをお勧めします。
こちらの著書が新しく、かつ基礎に忠実で、トニー・ブサンの集大成とも言える内容になっていますので、おすすめします。
ではまた!