誰にでも出来ることを誰よりもやる
皆さん、こんにちは。社団法人ランナー龍(たつ)です。
「誰にでも出来ることを誰よりもやる」
これをテーマに記事を書きます。
難易度が高いことをしていると凄い人に見える
仕事にしても趣味にしても、難易度の高いことをすると、
なんか凄そうに見えますよね!
難易度が高そう、凄そうなことってなんでしょうか?
パソコンなら2画面?人の2倍仕事が早い人?
車の運転ならバックギア入れて片手運転?
登山ならエベレストや海外の名峰登頂?
マラソンがサブ3?
楽器の演奏が上手い?
・・・
どれも凄いですよね。
真似しようとして出来る事ではありません。
ひょっとすると、そういう人は特別な人であり、”天が彼に才能を与えた” とか ”彼は天才だ” と思われるかもしれませんし、得てしてそのように称えられていますね。
才能だけではないのだとしたら、何か特別なことをしているのだろう・・
と、考えたいところですが、
必ずしもそうではないことを伝えたいと思いました。
テクニカルなことに目を向けられがち
楽器の演奏にしても、スノーボードにしても、難しい技に憧れいち早くその練習をしたいと思うのではないだろうか。
そして、その難しさに自分には向いていないと判断し継続出来なかったり飽きてしまう結論に至るケースは本当に多い。
例えば、書道に至っては、小学生が最初に書く「楷書体」の文字があるが、
テレビで目にする書道家の芸術的な筆圧や様々な書法、
「行書体」「草書体」「隷書体」「篆書体」
出典:書道入門 5つの書体について より
上の見本の中の右側4つをすぐにマスターしたくなるものではないでしょうか。
しかし、残念なことに基本の楷書をしっかりと書けることは最低限必要だと考えていて、この基礎を飛ばすことは決してできない。
小学生と一緒に楷書をまずはマスターしたい。
仕事で言えば、「早く出社している」「いつも清掃が行き届いている」「挨拶が出来る」「雑務をないがしろにしない」「文章が丁寧」など基本に忠実であることが、より難しい仕事への扉となるのではないか。
イチローは誰よりも素振りをした
シアトル・マリナーズのイチロー選手は、現役時代、安打を量産する天才と言われ続けた。活躍した期間も長い。
しかし、決して特別な天才ということではなく、
誰にでもできる素振りを 誰よりも努力した
ことに過ぎないのだという。
イチローの好きな言葉で「平常心」という言葉があって、私もとても好きな言葉です。これは圧倒的な努力の末に得た自信があるからこそ、”いざ” という時に平常心が保たれるのだろうと思うのです。
継続と正しい努力
これらのことから、天才かと思わせるほどの能力は、基本的な練習の繰り返しにより身に付くものであると考えられないだろうか。
多くの人は、基礎はすぐ卒業したいと考え、
雑用はやりたくないと思っています。
そういったことをないがしろにせず、買ってでもやるようにし、継続することでそれはやがて凄みになり、人からの感動を得られる。そんな気がする。
ランニングも無理に走り過ぎれば故障につながるように、基本的なことを闇雲にやれば良いということではなく、精神的肉体的に支障が出ない正しい努力が必要であるという事を付け加えておきたい。
ここまで分かっていても現実なかなか出来ません。(私もそうです)
継続するという壁があるのです。
100人がやろうと考えるだけで
そのうちの90人は何もやらず、10人は実行します。
そのうちの9人は継続が出来ず、1人が継続する。
なんてよく言われていますが、あながち適当とは思えませんね。
総務省の統計によると、こんなブログでさえ、3年間継続できる人はわずか3%だと言われています。その事実は9割は継続していないという事。
(Youtubeも辞める人めちゃくちゃ多いですし)
ちなみに最初に言った、車の運転でバックギアに入れて片手運転しようなんてマネは決してせず、過信せずまともに操作しましょう。恰好良く見えても片手運転、パソコン2画面、エベレスト登頂が必ずしも目指すべきものではないという事です。
簡単なこと、基礎的なことを馬鹿にせず、ひたすら繰り返し取り組んでみる。
まずは、これを実行するだけでも何か変化が起きるかもしれません。
起きないかもしれません?
されど、基礎は最大の武器である。
ではまた!