誰も居ない祝日の檜洞丸【丹沢 マムシ遭遇】

誰も居ない祝日の檜洞丸【丹沢 マムシ遭遇】

2022年11月18日 オフ 投稿者:

皆さん、こんばんは。社団法人ランナー龍(たつ)です。

 

2022/10/10(月)スポーツの日 祝日

西丹沢の檜洞丸(ひのきぼらまる)に登ってきました。

 

雨の日という事もあってか、ほぼ誰も居ない登山を楽しめたことと、マムシと遭遇し、あわや踏みつけてしまうシーンや、増水による渡渉もあり、

冒険感満載な登山を楽しむことが出来ました!

 

ご覧いただき参考にしていただければ幸いです。

ここでは山と高原地図№29「丹沢」を使用しています。

 

 

この登山の概要

日時:2022/10/10(月) 祝日 

天候:雨 下山時に晴れ

メンバー:1名

エリア:丹沢(西丹沢)

登った山:檜洞丸(1,601m)

宿泊地:なし 日帰り

ルート:箒沢公園橋(09:41)・・・板小屋沢ノ頭(10:43)・・・県民の森分岐(11:18)・・・同角山稜分岐(12:00)・・・石棚山稜分岐(12:17)・・・檜洞丸(12:30)[休憩 35分]・・・石棚山稜分岐(13:15)・・・展望園地(14:00)・・・ゴーラ沢出合(14:27)・・・西丹沢ビジターセンター(15:07)

累積歩行時間:約4時間51分

累積歩行距離:約10km

累積獲得標高  1,346m

スタート地点までのアクセス:自家用車にて東名高速東京ICより大井松田IC、西丹沢ビジターセンター駐車場まで

 

 

雨登山ならではの楽しさ

2022/10/10(月)スポーツの日 祝日

丹沢の天気予報は 雨予報90% 午後から晴れ

・・・これは、ある意味私にとっては登山日和。
西丹沢ビジターセンターの駐車場は10台程度しか駐車できないため、
人が遠のく日の方が便利であった。

西丹沢ビジターセンター

奥まった場所で不安だったが、係員も駐在しており安心感の得られる場所だ。

朝9:00 西丹沢ビジターセンター到着。遅すぎたか。
でも駐車場は4台ほど。

管理スタッフに話を聞いたところ、これから迎える紅葉の時期なんかになると、朝7:00には満車になっているよ。との事。



今日は、始発のバスで1名、次発のバスでまた1名。
つまり、2名しか登山口に向かっている姿を見ていないとのこと。

ほぼ誰も居ない登山を楽しめそうだ。

ルートは箒沢公園橋からの石棚山稜経由で檜洞丸へ。復路はゴーラ沢経由でビジターセンターへのラウンド登山である。初めてのルートなので楽しみだ。

 

ビジターセンターよりしばらく下っていくと、標識が見える。ここが檜洞丸登山口の入り口だ。(箒沢公園登山口:ややマイナーな登山道です)

 

まるでダンジョンへの入り口

このように橋を渡って、キャンプ場の敷地を一部通過しながら登山道へ入っていきます。

 

看板は多いので分かりやすいです。登山道へのとりつきは問題ないですね。

 

序盤にいくつかの梯子を上る

そして丹沢らしい登山道へ

 

丹沢らしい痩せ尾根を渡り歩く

石棚山稜ルートにも、ゴーラ沢出会も「山と高原地図」には「?」マークがある箇所があるが、実際歩いてみると、それほど不明瞭でもない。

地図上部と下部の2つの「?」に注目。どちらも落ち着いて冷静にやり過ごせば問題ありません。

石棚山稜は、道標やテープが無いエリアがそれにあたるが、トレース(踏み後)を見落とさない限り問題ないと思う。ゴーラ沢も渡渉のとりつき場所を間違えなければ大丈夫。看板を見て落ち着いて判断しよう。大雨で足首よりも水深の深い渡渉を余儀なくされる。

アザミに囲われるトレース。素足だとトゲが痛い筈です。注意。

 

注意と言えば、蛇が多かったです。

写真屋や左側です

見えるかな?絶滅危惧種の「ヒバカリ」だと思います。

もっとヤバいのがコレ。

「マムシ」

足元にいきなりいたので泣きそうになりました。あわや、踏みつけてしまう所でした。踏みつけてしまったら噛みつかれる可能性も高かったわけで、危険でした。

このように雨の日、雨上がりは、エサとなるカエルもいっぱいいるし、当然それを狙う蛇も出没しやすいから決して油断が出来ぬ。

 

そうこうしているうちに、檜洞丸山頂に到着。

丹沢は、山名に <”山” とか ”岳”> が付かない山も多く、興味深い。

 

さあさあ、ご飯にしましょ。

ところが、この横殴りの雨に風。とてもゆっくり食べられる状況じゃありません。

 

やむを得ず、山小屋で食事をとることにします。

青い建物と言えば「青ヶ岳山荘」檜洞丸から歩いて5分くらいです。

 

コッヘルに湯を沸かし、カップ麺とおにぎりを温めます。

とにかく、体を温めることが大事です。(同時に体温を落とさないこと)

休憩料は500円です。

箒沢公園橋の方から登ってきたと伝えたら小屋番さんが、この天候でこのルートをチョイスするなんて渋すぎる!と喜んで聞いてくれた。雨が強い日は遠慮なく山小屋を活用した方がいいなと実感した。雨を凌げるところで着替えたり、替えの靴下を履くだけでだいぶ気持ちもリフレッシュする。

 

復路はゴーラ沢ルートだ(メジャールート)

木段が整備されている。

 

・・ガレている道もあるけど。

 

途中、晴れ間が広がり木漏れ日が差し込む気持ちの良い登山が楽しめた。

雨で蒸し暑く、それでも稜線では寒くウエアリングが難しかった。

さらに、こんなコンディションなのでヒルにも警戒したが、見当たらなかった。

 

ゴーラ沢に着くと、遭難注意の登り旗が。

たしかに、これは分かりずらい。

だが、付近の案内看板をみて判断できる。周囲を注意深く観察しながら渡渉しよう。

 

下山時には雨が止み、晴れ間が覗いていた。

西丹沢ビジターセンターを起点にしても、行きと帰りのルートを変えてラウンド登山すれば、景色のバリエーションも楽しめて、キツい登りもあるけれど、距離も短いし、気軽に登れるいいルートだなと、気に入りました。

 

より詳細なルートや写真を掲載した情報を知りたい方は、コチラの方もご確認ください。(ヤマケイオンラインで公開中)

ではまた!