スロージョグを 知って 会得する

スロージョグを 知って 会得する

2022年10月21日 オフ 投稿者:

皆さん、こんにちは。社団法人ランナー龍(たつ)です。

 

皆さんは、スロージョグ(スロージョギング)というトレーニング方法を知っていますか?

私も河川敷でスロージョグトレーニングの様子をYoutubeにアップロードしていたりしてますが、本当のところ、理解はしているつもりでも、正しく実行できているか謎です。

 

もう一度、スロージョグについて考えるためにこの記事を書いていますが、

トレランをやる方、フルマラソン以上の距離を走る方、年齢を積み重ねたランナー(40歳以上)はスロージョグを知って悪いことはないと思いますので、是非ご覧ください。

もくじ

・スロージョグを知ったきっかけ

・スロージョグとは?

・スロージョグの効果

・私の考え方

 

 

スロージョグを知ったきっかけ

私がスロージョグを知ったのは、2016年に登山やトレラン、ランナーとして頑張ってみようかと思い立った時、偶然読んだ本で知りました。

「マラソンはゆっくり走れば3時間を切れる!」著:田中猛雄

という、とんでもなく夢のような本を手に取った時がきっかけでした。

 読み物としても面白いですよ!

サブ3のランナーはさぞかしペースを上げてとことん追い込んでいるというストイックなイメージなのですが・・

何故、ゆっくり走ると3時間切れるのかのカギが ”スロージョグ” だったのです。

 

Takeアスリート鍼灸院、Take先生こと田中さんの著書。

詳細の内容については省きますが、

これがなかなか刺激的な内容で面白いですね。

 

例えば、スロージョグをキロ5分で刻んだら めちゃくちゃ怒られるんです(笑)

「アナタ、スロージョグが全然分かってないネ!!これじゃサブ3どころか故障で完走すら無理かもね」※こんなイメージです

 

キロ5分なら、サブ3狙えるランナーにとってはジョギングペースでは?とも思うのですが、どうやらこれはスロージョグのペースではないみたい。

内容が気になる方は読んでみてくださいね。

 

 

スロージョグとは?

果たして、スロージョグのペースって、キロ何分なの?

とても疑問です。

 

トレランや長時間に及び長距離レースなどでは、走っている時は ”会話が出来るくらいのペース” がセオリーと言われていますよね。

会話が出来るくらいって言うのが抽象的ですが、同じ時速でも息が上がる人もいれば上がらない人もいるように、人それぞれという事です。

 

息が上がらない領域にペースを抑えて走るトレーニングの1つに ”心拍トレーニング” というものがありますよね。

しかし、スロージョグはそれとは異なる。

 

一般社団法人 日本スロージョギング協会(そんな団体あるんですか!笑)

によると、1キロあたり、時速3Km~5Km程度でゆっくり走ることを定義しています。

ちなみに、時速3kmで走ると、1キロ20分かかりますし、時速5kmでも1キロ12分もかかります。

 

めっちゃ遅いじゃないですか!汗

こんな遅いペース逆にムリ(´;ω;`)ウゥゥ

 

でも、この遅さに秘密がありそうですよね。

ちなみに、私はキロ7分~9分で走ることをスロージョグと称してトレーニングしてきました。これでも限界までペースを落としているつもりで、これ以上は困難でした。

厳密に言えば、私も出来ていないことになります。

 

先ほどの著書の紹介で、キロ5分で走った人が怒られていましたが、スロージョグのペースと比較すると5分はハヤブサのように早いですね(笑)

 

スロージョグの効果

スロージョグの効果を私なりにかみ砕いてみます。

トレランをやる方、フルマラソン以上の距離を走る方、年齢を積み重ねたランナー(40歳以上)には効果が高いとにらんでいます。

 

トレランやフルマラソン以上のエンデュランススポーツは持久力が不可欠であり、それを発揮するための温存力がスロージョグで会得できると考えます。

 

年齢を重ねたランナーは、若い頃より当然故障しやすく、膝への負担が強いスピード練習は注意しなければなりません。スロージョグを取り入れることで、負荷の強いスピード練習の後の休息(休足ともいう)になることでしょう。

すなわち、体力を落とさず休めるという事です。ガンガン飛ばして故障してしまっては、完全に休むことを余儀なくされてしまいます。

 

脂肪の燃焼に期待が出来、ダイエットにも効果。

これが本当に正しいのであれば、かなりお勧めできそうですよね。

 

故障しないでトレーニングを続けることは、記録を狙う人にとっては非常に重要なテーマ。

 

「ゆっくり走れば3時間切れる」とはそういうことなのか・・・

 

 

私の考え方

ここまでスロージョグの定義や考え方についてお話してきましたが、最後に私のスロージョグについて思っていることを書きます。

 

まず、トレーニングをスロージョグだけにするのはあまりお勧めしないという事。

無論、レースへの挑み方によっては、スロージョグだけという方針もあるのかもしれませんので否定はしませんが。

ズバリ、あまりにもペースが遅いので、これだけだとペース感覚がおばちゃんのウォーキングレベル並みの遅さに慣れてしまい、スピードが求められる場面でスピードが発揮できなくなってしまう気がしています。

 

トレーニングは色々な方法を組み合わせるべきだと考えていて、特にトレランをやるのであれば、上半身含め色々な筋肉を使うので、筋トレ、山登り、坂ダッシュ、ダウンヒル(下り練習)なども取り入れたいです。

 

どうしたらスロージョグを会得できるかは、とにかく実践あるのみで、試しに走りながら繰り返し練習するしかないと思っています。

たいしたアドバイスになっていませんが・・・

 

どうしても正確に会得したい方は、

先ほど紹介した「一般社団法人 スロージョギング協会」で、

スロージョギングの講習があり、認定資格を取得することが出来ます。

 

スロージョグの普及と指導員育成のために講習が開催され、レベルに応じた資格があるようです。13,000円(税別)で講習に参加できると記載されていました。

こういったところで、正しく会得することも良いかもしれませんね。

私も機会があればやろうかな・・。

詳しくはこちらで。

ジョギングやランニングは減量やメタボ対策に有効な有酸素運動ですが、苦しくてきつい運動だと思われがちです。

ところが、スロージョギングなら高齢者や運動の経験がない人でも走れます。

日本スロージョギング協会認定の資格を持つことで、安全で効果的なスロージョギング®を自信を持って正しく普及啓発や指導をすることができます。

出典:一般社団法人 日本スロージョギング協会 資格認定制度について より

 

 

ハードなトレーニングとスロージョグの組み合わせで、故障せず効率的に体力向上を狙えたら理想的だ。

年齢を重ねるにつれ、スロージョグの割合は増やすのが良さそう。

会得してトレーニングに取り入れてはいかがだろうか。ではまた!