それってパワハラだよね?
引用:トップの画像はおとなカワイイWebマガジン COCONUTSさんの記事より
皆さん、こんばんは。社団法人ランナー龍(たつ)です。
皆さんも例えば仕事中などの場面で「それってパワハラだよね!?」って思った経験はありませんか?笑
最近では、パワハラの定義も明確化されてきていて、それが理由による労災や訴訟なんかの事例も出てきておりますので、ニュースなどでも大きく報じられることから、自分自身も加害者にならないよう気を付けなければならないと思う方も多い事でしょう。
今回の記事では、色々なハラスメントの種類がある中で、ややマイナーだけど実はかなり身近に潜む「ハラスメント」について話題に取り上げたいと思います。
そして、その ”ややマイナーなハラスメント” のことが良く分かる映画や、トレイルランニング業界のパワハラ(笑)についても最後にお話しますので、是非お楽しみに。
この記事を読んでハラスメントの知識を得て、時代を先取りしましょう!!
色々なパワハラがあるが・・・
近年ハラスメントについて明確化、分類が進んでおり、名称として枝分かれしているのは承知の通りだと思います。
パワハラ、セクハラ、マタハラ、セカハラ、モラハラ、スメハラ、カスハラなどがその一部にあたります。あまりに種類が多すぎて、思いついたハラスメントだけにとどめますが、簡単に説明しますね。
■パワーハラスメント(パワハラ)
立場の優位にある者が不利な立場の者に対し肉体的、精神的な苦痛を与える事。全てのハラスメントの総称を指す。
■セクシャルハラスメント(セクハラ)
性的な言動、及び性差による不利益を与える事。
■マタニティーハラスメント(マタハラ)
妊娠、出産、育児における理由で不利益を与える事。
■セカンドハラスメント(セカハラ)
セカハラってどこかのアーティストの略称みたいw(?)ですが、これはセカンドハラスメントと言って、パワハラを訴えた人が、訴えたことをきっかけに、厄介者扱いをされたり後に不利益を被ったりすることを指します。
■モラルハラスメント(モラハラ)
倫理観、道徳観を超えた嫌がらせやいじめを指す。当事者にしか分からず目に見えにくい事例もあり問題視される。
■スメルハラスメント(スメハラ)
臭いによって相手に不快感を与えることを指す。取り扱いが難しいハラスメントとも言われる。
■カスタマーハラスメント(カスハラ)
次項で詳しく解説します。
意外と身近で経験者も多い「カスハラ」
主たるハラスメントについてお話しましたが、その中でも比較的マイナーな部類の「カスハラ」
ちょっと聞き慣れない?
カスハラって一体何なのでしょう・・?
カスハラとは、カスタマーハラスメントの略称であり、お客様、いわゆる顧客から受ける迷惑行為や悪質のクレームのことを指すんです。
なんだ、そんなのめちゃくちゃあるじゃん!と感じた方!その通りですよね。
それでもあまり耳にしない理由は、古くから「お客様は神様」という精神だったり、正当なクレームとの選別判断が難しいことがあるような気がしますよね。
ですが、実態としてカスハラは確実に存在し、働く多くの方が経験されているからこそ、厚労省も問題視しています。
業界や業種によって差はありそうですが、交通関係や接客業などのサービス業、コールセンターなどが様々なユーザーと直接接していることから高確率で経験しそうです。
私も医療関係なので、それはそれは色々な経験をしました 苦笑
金銭要求、暴力や脅迫など、明らかに度を越えたものは、警察、或いは弁護士、もうそこにオファーしないとダメか!?と悩むケースもあります。
とにかく、慌てず落ち着いて冷静に対処していけばよいのですが、
経験が浅く判断が難しかったり、自分の落ち度を感じていたり、立場など、様々な状況や環境によって身動きが取れず辛い場合もあると思います。それは大きなストレスで、耐えられない不安からメンタルを壊すことも考えられます。
相談できる人が身近に居ない場合は特に危険です。
相手はお客様なので、スタート時点で既に立場が大きく異なります。だからこそ、カスハラは非常に身近であり気を付けなければならないのです。
カスハラの対処法
カスハラを正しく判断し、対処できるようにするためには、予め有事に備えておくことが大切です。
会社が備えておくこととして次が考えられます。
・カスハラから守ることを従業員に連絡文書等で示していること
・相談体制の整備と構築しておくこと
・カスハラの対処法のマニュアル及びフローチャートを作っておくこと
・どこからがカスハラなのか、分かりやすく示すこと
・責任者が事実関係を確認する体制を整えること
・再発防止によって今後の発生をしにくくするための先手を打てる処置を行うこと
組織が大きいと、見えないところで起きがちだし、組織が小さいと限られた人員でこのようなことを十分に構築するのは現実難しいですよね。
しかし、とりわけ身近なハラスメントだけに、是非力を入れて対策して欲しいと願います。
逆に、お客様からの正当な意見を「カスハラだ!」とならないようにすることも注意が必要ですね。
そのためにも、その一線はどこなのか線引きするべきですが、それが難しい汗
カスハラを取り上げた映画
ちょうどカスハラを取り上げたところで、そう言えば正にカスハラによる精神的ダメージでうつ病になっていく映画があったよな?と。
映画「ツレがうつになりまして。」
宮﨑あおい、堺雅人主演の映画、『ツレがうつになりまして』ですね。知ってる人も多いと思います。
監督は佐々部清で2011年の映画。お二人とも若い!
断っておきますが、私が勝手にカスハラを取り上げたと言っているだけで、カスハラがテーマの映画ではなく、うつ病で苦しむ夫をもつ夫婦の物語で、”うつ”と上手く付き合ったり克服したりする過程を描いている映画となります。演技が上手いので、うつに興味が無くてもストーリーが入ってきて普通に面白いです。おすすめです。
ネタバレになるので細かくは言いませんが、主人公(宮﨑あおい)の夫(堺雅人)が職場で取引先からクレームを受けるうちにだんだん体調不良に陥っていくシーンがリアルに描かれていたかと記憶しています。ここでの堺雅人さんは「倍返しだ!」なんて強気なことは絶対に言えないキャラです(笑)
是非、見てみてね!
トレイルランニング業界でのパワハラとは
最後に、トレラン業界のパワハラについて解説し、締めくくりたいと思います(笑)
ズバリ、トレラン業界のパワハラを羅列します!
トレラン界のパワハラ
その① 「もう少しで頂上ですよ!」
解説 全然もう少しじゃない地獄が待ってました!
その② 「この先下り基調です!」
解説 全然登りあるじゃん!泣
その③ 「あと2kmでゴールです!」
解説 5kmあったよ・・・泣
その④ 「間もなくゴールです!」
解説 その前にエグい急登を登らされました泣
その⑤ 「間もなくゴールです!」
解説 その前に一回Uターンして距離稼ぎさせられました泣
その⑥ 制限時間ギリ関門突破したとき石川弘樹選手から掛けられた言葉「まだ始まったばかりですよ?」
解説 鬼すぎる!(笑)
トレランのレースでは必ずと言っていいほど、経験することなのですが、これも楽しさ、喜びとして受け入れちゃいましょう!泣
口では「それってパワハラだよね?」っていってますけど、はい。
でも、大会運営、スタッフの皆様のイベントを盛り上げてくれる努力と配慮に感謝しています。
・・・・・・・・
ということで、いかがでしたでしょうか。
数あるパワハラの種類。誰もが経験する隠れたハラスメントのカスハラ。カスハラを取り上げた事例の映画の紹介、トレラン界のパワハラ。色々とお話してきました。
少しでも知識としてお役に立てれば幸いです。ではまた!