ぶち込むだけで美味しい山ごはん ラザニア風モチザニアの作り方
皆さん、こんばんは。社団法人ランナー龍(たつ)です。
今回はテント泊登山のレシピとして、「モチザニア」の作り方を紹介します。
モチザニアというのはいわゆる、”ラザニア” に似せた料理です。
しかし、ラザニアは通常、オーブンを用いたりと調理環境が揃わないと難しいですよね。
ところがこのモチザニアは、難しいことは一切なく、
材料を手順通りに鍋(調理器)にぶち込み火にかけるだけで勝手に出来上がる超簡単料理です。
超簡単料理なのであれば、是非山ごはんとしても活用したいところ。
皆さんの登山飯のレパートリーの1つになれるよう、頑張って紹介します。
それでは見ていきましょう。
山ごはんは、どうしても簡易的なものになってしまいがち
登山では、いかに荷物を軽くして体にかかる負荷を減らすかを工夫します。
宿泊を伴う縦走であれば、なおのこと。
だからこそ、登山テント泊の自炊料理は、お湯を注ぐだけのカップ麺や、アルファ米など簡易的なメニューになってしまいがちである。
けれど、それでは飽きてしまうし、味気ないとも思える。
せっかくなので、至福の食事の時間、少しでも美味しく楽しく過ごしたいと思い、
そこで山ごはんのレパートリーとして、テント泊登山に持参できる範囲の調理器具と食材だけで作る「モチザニア」を試してみることにしました。
元ネタは、話題のあの漫画から
登山をしている人なら多くの人が知っているであろう、あのコミック。
『山と食欲と私』著:信濃川日出雄
引用:毎日新聞 特集クックパッドニュース「どこから食べてももちもちとろ~り」より
そう、『山と食欲と私』からレシピを参照しました。
この漫画は、若い女の子が本格的な登山をしながら自炊を楽しむことをメインとしているお話である。食欲をそそる数々のレシピ、登山については若くして八ヶ岳や日本アルプスを踏破する。
ときどき失敗などヒヤっとするシーン、登山を通じた周囲の人間との関りなど楽しさ満載である。
登山をしない人でもレシピは参考になるし、読みやすく漫画としても楽しめるので、気になる方は是非手に取っていただきたい。kindle版もあるぞ。
今日は、この本に登場するレシピ。モチザニアを、紹介されている食材と手順通りに作っていく。
作ってみた(ぶち込んで火にかけるだけです)
さっそく、作っていくのですが、1つ条件を課しました。
作品中では「メスティン」で作っているのですが、
私が実際に登山に持参しているのは、メスティンではなく、コッヘルである。
当然メスティンの方が作りやすく出来上がりも良いのかもしれないが、テント泊登山に持参するアイテムで調理しないと私にとっての山ごはんとは呼べないし、
丸型のコッヘルでも美味しく出来るのか確認したいと思ったため、コッヘルでの調理といたしました。
私が使っている、調理器具(バーナーとコッヘル)
メスティン料理とは基本的にぶち込んで放置して自動的に出来上がるものが主流だ。
コッヘルでもきっとできなくはないはず。
作っていきます。
食材です。
~食材~ 1人前 コッヘルで作る場合
・じゃがりこ 8~10本分
・牛乳 100mmくらい
・ミートソース 半人前~1人前
・スライス切り餅 6枚程度
・スライスチーズ 3枚程度
1.じゃがりこを底に敷きます
じゃがりこを敷くことで、餅が底に張り付いてしまうのを防ぐことと、芋の食感や塩気が良いアクセントになるという事です。
2.牛乳を入れます
グラタンやラザニア料理に牛乳は欠かせませんね。ミートソースを少しマイルドにしてくれて、よりラザニアに近い味を演出します。余った牛乳は飲んじゃいましょう。又、夏場の場合は温度管理に注意し、ポータブルのクーラーバッグなどの工夫をお願いします。
3.ミートソース
1人前でも多いくらいですが・・捨てるのもアレなので全部いれちゃっても良いかも。
4.餅を入れる
スライス切り餅。メスティンならちぎらなくても入るのでしょうけど、
やむを得ず一口大にちぎります。餅がラザニアのパスタ生地の役割をします。
ラザニアかと思うほどの食感を演出してくれますよ。
5.チーズを入れる
最後にチーズを乗せる。
これを、3重くらいになるまで繰り返します。(じゃがりこは入れません)
あとは火にかけるだけ~
上蓋がポコポコと動くくらいに沸騰するまでは中火。
その後は、弱火で5分程度じっくり煮込めば出来上がり。
チーズがナイアガラの滝のようにとろけております。
完成です♪
味はどうか? 動画で詳しく解説!
コッヘルでも、ちゃんとラザニアっぽくできました。
但し、小さな器につき火加減が難しく、底の焦げ付きがどうしても発生してきます。
アルミホイルなどで敷いて調理することをお勧めします。
作り方や、美味しさなどをより詳細に表現するために動画もご用意しました。
よろしければご覧ください。
このような熱々レシピは、比較的寒い時期とか標高の高いところでの食事として楽しめると思いますよ。
他にも色々なレシピを試してみたいですね~。
ではまた!