福ちゃん荘テント泊登山【甲州 大菩薩嶺】
皆さん、こんにちは。社団法人ランナー龍(たつ)です。
2021年5月に山梨県の大菩薩エリアにてテント泊登山をしてきたので、その時の様子を記事にいたします。
大菩薩でテント泊出来る場所と言えば 「福ちゃん荘」 になります。
福ちゃん荘は、バスや自家用車で行ける上日川峠から30分程度歩くだけでたどり着ける場所であり、
登山におけるテント泊の入門編として是非、お勧めしたい場所になります。
大菩薩と言えば、超人気の100名山。
コロナ禍における大菩薩の混雑具合は!? テント場の混み具合は!?
特にテント泊について重点的に触れていきます。
ここでは山と高原地図№25「大菩薩嶺」を使用しています。
今回の登山の概要
日時:2021/05/22-23 1泊2日
天候:1日目、曇りのち雨 2日目、快晴
メンバー:5名
エリア:甲州(大菩薩嶺)
登った山:大菩薩嶺(2,057m)
宿泊地:福ちゃん荘(テント泊)
ルート:1日目、上日川峠福ちゃん荘上日川峠大菩薩嶺大菩薩峠福ちゃん荘(宿泊)
2日目、福ちゃん荘上日川峠
累積歩行時間:約4時間47分
累積歩行距離:約7.1km
累積標高差:596m
スタート地点までのアクセス:新宿発→中央本線甲斐大和駅→バスで上日川峠
メジャーな大菩薩のテント場はまさかの穴場!?
2021年5月22日(土)
Tシャツでは寒すぎる程、ひんやりとした空気に包みこまれる。
登山開始時は雨の予報もあってか、人は少なかった。
登山開始直後、福ちゃん荘に到着
ここ、福ちゃん荘でテントを張りベースキャンプとする。
軽くなった荷物で、標高2,000の大菩薩嶺に向かう算段だ。
キャンプ指定地 ぬかるんでいる・・
テントを張っておく
登山テント泊でもヘリノックスの折り畳み式チェアは大活躍。
ビール片手に何時間もくつろげます
このように人気は少ない。霧に包まれているが、涼しくて快適だ。
唐松尾根コース
唐松尾根のようなガレた岩場を急登するコース。
今回のような足元がぬかるんだ日は用心してください。
「この山はラクだから」と言わずに、
お子様やご高齢の方、登山靴でない方は素直に介山荘方面に進むことを
おすすめします。
100名山、大菩薩嶺に到着。
行動食として、ソーセージにマヨネーズたっぷりつけて食べる。
格段に美味しくなるし、非常用にもなる。
肝心の見晴らしはというと、この有り様。
これはこれで、幻想的であり涼しいので良し。
大菩薩と言えば、この稜線。稜線歩きと言えば大菩薩。
昼下がり、福ちゃん荘に戻ってくる。そしてお店を物色。
すぐさまジョッキビールを静かに楽しむ(コロナ禍につき)
予約注文しておいた馬刺し。2人前以上の量だが、新鮮で美味しく、ペロっといけた。買って良かった。薬味の中ではからしが一番合う。
2002年に当初の皇太子様と、雅子様も訪れたという福ちゃん荘。
休憩所やトイレもしっかりしており、売店も充実しているので、
つい、立ち寄りたくなる場所だ。
スタッフも感じが良いが、山荘にしては意外と商売っ気が強い。
テント場予約時には、馬刺し(1,500円)を注文すれば、
優先的に予約を確保すると言われました(笑)
それだけでなく、
休憩中に、自慢の自家焙煎珈琲はどう?と軽くおすすめされたり。
じゃあ・・と言って色々買うときに、お釣りが出てしまうと、
「細かいの無い!?今日はもうお釣りが無いんだ!」と本気でお願いされたり。
お釣りの準備はマナーなので用意するべきですが、端数の商品が多く、
あっという間に小銭が無くなりますよ(笑)ここは50円玉が沢山必要。
テント場は1張400円。安い!(小屋の宿泊の場合は7,700円かかる)
さて、馬刺しも予約したテント場だが、ガラガラだった(笑)
自分が到着した時には、他に1張りしかテントが無く、場所を選び放題。9:30頃
結局、夕方までに半分くらいが埋まりました。
でも、1つ1つのテントの間隔を十分明けてのスペースが確保できるので、なかなか快適。
コロナ禍の昨今、キャンプ場は予約が取れない程大盛況をみせているが、
ここは空いていて快適、標高も高いので清々しく、気持ち良い森林浴を
ファミリーで楽しめる。ちょっと人に教えたくないような穴場感はあります。
ただ、焚火は禁止です。絶対に。
私は13:30にはここに戻ってきてしまったので、もうやることはない。
売店が閉店する17:00頃までは、ビールなども買うことが出来るので、
おつまみと合わせ、たくさん買い込み、鳥のさえずりに耳を傾けながら、
夕方まで飲みながら、くつろいだ。最高に幸せな時間です。
17:00頃、夕食として鍋を自炊する。
食事で温まったものの、気温がどんどん低くなり、ゴアテックスの雨具に
冬山用のグローブまで装着するまで冷え込んだ。まさかグローブの出番が来るとは・・
確かに標高が1,700ちょっとあるため、八ヶ岳やアルプスのテント場の気温と
そう違くないと思うべきであった。防寒対策を油断してしまいました。
一人用テントで椅子まで収納できる快適さよ
19:00、雨が降ってくる。
もう外にはいられないため、テントに潜り込むことを余儀なくされる。
~22:00頃まで、雨が降り続き、雨音と寒さで1時間おきに目が覚めた。
小鳥のさえずりで目覚めると、朝日の美しさに心が洗われる。
この後下山したのですが、ピカピカに晴れたこともあってか、渋谷のハチ公並みの人出があり、恐ろしかったです。(登山客は多いが、テント泊はやはりそう多くない印象)
日が昇った後の空。見てください。素晴らしい快晴ですよね。
これを見たらまたすぐに山に行きたくなってしまいます・・・・・
いかがだったでしょうか、大菩薩、福ちゃん荘のテント泊は入門者にもお勧めです。
普通に毎週末行ってもいいレベルです。
注意点は、標高が高いので(約1,700m)朝晩の冷え込みはかなりのものです。
夏でも念のため防寒具を持参した方が良いです。
そう多くはないと思う。登山もキャンプも両方気軽に楽しめるところは。
ではまた!