福ちゃん荘テント泊登山【甲州 大菩薩嶺】

福ちゃん荘テント泊登山【甲州 大菩薩嶺】

2021年8月6日 オフ 投稿者:

 

皆さん、こんにちは。社団法人ランナー龍(たつ)です。

 

2021年5月に山梨県の大菩薩エリアにてテント泊登山をしてきたので、その時の様子を記事にいたします。

大菩薩でテント泊出来る場所と言えば 「福ちゃん荘」 になります。

福ちゃん荘は、バスや自家用車で行ける上日川峠から30分程度歩くだけでたどり着ける場所であり、

登山におけるテント泊の入門編として是非、お勧めしたい場所になります。

 

大菩薩と言えば、超人気の100名山。

コロナ禍における大菩薩の混雑具合は!? テント場の混み具合は!?

特にテント泊について重点的に触れていきます。

ここでは山と高原地図№25「大菩薩嶺」を使用しています。

 

 

今回の登山の概要

日時:2021/05/22-23 1泊2日  

天候:1日目、曇りのち雨  2日目、快晴

メンバー:5名

エリア:甲州(大菩薩嶺)

登った山:大菩薩嶺(2,057m)

宿泊地:福ちゃん荘(テント泊)

ルート:1日目、上日川峠👉福ちゃん荘👉上日川峠👉大菩薩嶺👉大菩薩峠👉福ちゃん荘(宿泊)

2日目、👉福ちゃん荘👉上日川峠

累積歩行時間:約4時間47分

累積歩行距離:約7.1km

累積標高差:596m

スタート地点までのアクセス:新宿発→中央本線甲斐大和駅→バスで上日川峠

 

 

メジャーな大菩薩のテント場はまさかの穴場!?

2021年5月22日(土)

Tシャツでは寒すぎる程、ひんやりとした空気に包みこまれる。

登山開始時は雨の予報もあってか、人は少なかった。

 

登山開始直後、福ちゃん荘に到着

ここ、福ちゃん荘でテントを張りベースキャンプとする。

軽くなった荷物で、標高2,000の大菩薩嶺に向かう算段だ。

 

キャンプ指定地 ぬかるんでいる・・

テントを張っておく

登山テント泊でもヘリノックスの折り畳み式チェアは大活躍。

 ビール片手に何時間もくつろげます

 

このように人気は少ない。霧に包まれているが、涼しくて快適だ。

唐松尾根コース

唐松尾根のようなガレた岩場を急登するコース。
今回のような足元がぬかるんだ日は用心してください。
「この山はラクだから」と言わずに、
お子様やご高齢の方、登山靴でない方は素直に介山荘方面に進むことを
おすすめします。

 

100名山、大菩薩嶺に到着。

 

行動食として、ソーセージにマヨネーズたっぷりつけて食べる。

格段に美味しくなるし、非常用にもなる。

 

肝心の見晴らしはというと、この有り様。

これはこれで、幻想的であり涼しいので良し。

 

大菩薩と言えば、この稜線。稜線歩きと言えば大菩薩。

 

 

昼下がり、福ちゃん荘に戻ってくる。そしてお店を物色。

すぐさまジョッキビールを静かに楽しむ(コロナ禍につき)

予約注文しておいた馬刺し。2人前以上の量だが、新鮮で美味しく、ペロっといけた。買って良かった。薬味の中ではからしが一番合う。

 

2002年に当初の皇太子様と、雅子様も訪れたという福ちゃん荘。
休憩所やトイレもしっかりしており、売店も充実しているので、
つい、立ち寄りたくなる場所だ。



スタッフも感じが良いが、山荘にしては意外と商売っ気が強い。
テント場予約時には、馬刺し(1,500円)を注文すれば、
優先的に予約を確保すると言われました(笑)

それだけでなく、
休憩中に、自慢の自家焙煎珈琲はどう?と軽くおすすめされたり。
じゃあ・・と言って色々買うときに、お釣りが出てしまうと、
「細かいの無い!?今日はもうお釣りが無いんだ!」と本気でお願いされたり。
お釣りの準備はマナーなので用意するべきですが、端数の商品が多く、
あっという間に小銭が無くなりますよ(笑)ここは50円玉が沢山必要。


テント場は1張400円。安い!(小屋の宿泊の場合は7,700円かかる)

さて、馬刺しも予約したテント場だが、ガラガラだった(笑)
自分が到着した時には、他に1張りしかテントが無く、場所を選び放題。9:30頃
結局、夕方までに半分くらいが埋まりました。
でも、1つ1つのテントの間隔を十分明けてのスペースが確保できるので、なかなか快適。
コロナ禍の昨今、キャンプ場は予約が取れない程大盛況をみせているが、
ここは空いていて快適、標高も高いので清々しく、気持ち良い森林浴を
ファミリーで楽しめる。ちょっと人に教えたくないような穴場感はあります。
ただ、焚火は禁止です。絶対に。


私は13:30にはここに戻ってきてしまったので、もうやることはない。
売店が閉店する17:00頃までは、ビールなども買うことが出来るので、
おつまみと合わせ、たくさん買い込み、鳥のさえずりに耳を傾けながら、
夕方まで飲みながら、くつろいだ。最高に幸せな時間です。


17:00頃、夕食として鍋を自炊する。
食事で温まったものの、気温がどんどん低くなり、ゴアテックスの雨具に
冬山用のグローブまで装着するまで冷え込んだ。まさかグローブの出番が来るとは・・
確かに標高が1,700ちょっとあるため、八ヶ岳やアルプスのテント場の気温と
そう違くないと思うべきであった。防寒対策を油断してしまいました。

一人用テントで椅子まで収納できる快適さよ

19:00、雨が降ってくる。
もう外にはいられないため、テントに潜り込むことを余儀なくされる。

~22:00頃まで、雨が降り続き、雨音と寒さで1時間おきに目が覚めた。

 

小鳥のさえずりで目覚めると、朝日の美しさに心が洗われる。

この後下山したのですが、ピカピカに晴れたこともあってか、渋谷のハチ公並みの人出があり、恐ろしかったです。(登山客は多いが、テント泊はやはりそう多くない印象)

 

日が昇った後の空。見てください。素晴らしい快晴ですよね。

これを見たらまたすぐに山に行きたくなってしまいます・・・・・

 

いかがだったでしょうか、大菩薩、福ちゃん荘のテント泊は入門者にもお勧めです。

普通に毎週末行ってもいいレベルです。

注意点は、標高が高いので(約1,700m)朝晩の冷え込みはかなりのものです。

夏でも念のため防寒具を持参した方が良いです。

 

そう多くはないと思う。登山もキャンプも両方気軽に楽しめるところは。

ではまた!