仙丈ケ岳 テント泊縦走【南ア 誰もマネしない南アルプス縦走】

仙丈ケ岳 テント泊縦走【南ア 誰もマネしない南アルプス縦走】

2019年3月10日 オフ 投稿者:

皆さん、こんばんは。社団法人ランナー龍(たつ)です。

今回は2018/07/14~15南アルプスの仙丈ケ岳に出掛けた時の内容を記事にいたしました。

ここでは、山と高原地図No.42「北岳.甲斐駒」南アルプスを使用しています。

 

仙丈ケ岳とは南アルプスの赤石山脈に鎮座し、標高3026.6mを誇る山である。上の写真は、この付近一帯の小仙丈カールであるが、あらためて見てもとても美しい山容だ。思わず私もカメラに収めたのだ。仙丈ケ岳が「南アルプスの女王」と異名を持っていることも頷ける。

この仙丈ケ岳を長野県側の市野瀬というところから、テント泊装備で地蔵尾根を辿り、山頂を目指す。そこから個人的な理由にて標高2000m以上の環境でテント泊をするべく山小屋に向かい一夜を過ごし、余裕があれば甲斐駒ヶ岳まで縦走しようというのが今回の計画であった。

実は、恥ずかしながら日本アルプスも、登山でのテント泊も今回がデビュー戦なのである。いきなり、このルートを選んだことは正解ではないのかもしれない。でも、先ず登ってみたいなと思いを巡らせていたのがこの仙丈ケ岳だったので他の選択肢は考えなかった。

市野瀬の地蔵尾根は、山と高原地図では破線ルートとなっており、メジャールートではないことは分かるのだが、トランスジャパンアルプスレースでは南アルプスへの玄関口としてコース設定されているし通行は可能だろうと判断した。

登山口へのアプローチはネットで検索しても中々情報が出てこないが、よく探すと、一般の方が登山者用に無料で開放していて数台駐車できる駐車スペースがあるとのことだったので、登山口までは車で行くことにした。ま、車以外でのアクセスは考えていませんがね。

東京からだとここに来るまでがとても遠く、駒ケ根の中央アルプスより遠い(距離的には近いが、中央道で市野瀬に行くには遠回りする必要がある)ので、正直、アクセスが辛い。南アルプスは自家用車や公共交通限らずアクセスがよくないと言われるがその通りである。それだけ山深いエリアなのだろう。

先に登った感想を一言で述べると「とにかく山が大きい」ことが一番言いたい。1合目からテント泊装備(17kgの重さ)で山頂まで登るのはかなり辛かった。途中で、「これは誰もマネしないだろうな」と何度独り言をつぶやいたことか・・・

山頂に着いた時には午後を回ってしまい、予定時刻より大幅に遅れてしまっていた。結局テント場に着いたのは日没後であった。

テント場も仙水小屋→長衛小屋に急遽変更をとったが、そのテントの多さに驚いた。ここには南アルプス市営バスでどうやらアクセスが出来るらしく、それで納得。テン泊なので1泊1000円程度でテントが張れ、ドリンク及び酒類の他に菓子、アイスなども受付で買うことが出来る。コーラ500mペットで400円だったので、山小屋価格ではあるが。

2日目は、初日の疲れが大きく、これまでの道のりをピストンして帰路に就いた。

地蔵尾根は登山道自体しっかりとしており、楽しい山登りが楽しめる。但し、倒木が多いことにより道がふさがれ不明瞭になってしまっている箇所が所々にある。それに色々なところに道や踏み跡があったりするので、地図、コンパスによるこまめな確認。GPSの使用。ルートファインディングは抜かりなく行ってほしい。それにとてもとても長い登山道だ。登山口の看板にも気合いを入れてこの長い登山道に挑むようにと書いてあったと記憶する。体力的にも技術的にもある程度、自信のある方にチャレンジいただきたい登山道であると判断します。

今回の行程は、詳しくはこちらに、南アルプスの雄大な写真とともに紹介しております。是非、ご覧になって下さい!では。