これだけ押さえればOK!ツツジの見分け方(アカヤシオ/シロヤシオだけじゃない)

これだけ押さえればOK!ツツジの見分け方(アカヤシオ/シロヤシオだけじゃない)

2025年6月15日 オフ 投稿者:

皆さん、こんにちは。社団法人ランナー龍(たつ)です。

 

春登山の花の主役と言えばツツジですね!

皆さんはもうツツジを堪能しましたか?

 

6月の今、標高の高い所のツツジも見ごろを終えている頃かと思いますが、

私の通う丹沢などでは、「今年は当たり年だ!」(花がたくさん咲く年)なんてすれ違う登山者皆さんが口を揃えて言ってました(笑)

 

山の関係者は「特別当たり年でもないんだが・・」とおっしゃっていました。

日々通われる方には分かるのでしょうね。

 

私のように、時々通う程度だとよく分からず、昨年丹沢は全然咲かなかったので、登山客同様に当たり年だなぁ・・なんて思いながら、歩いてましたが・・。

西丹沢、ツツジ新道のシロヤシオ。

ツツジ新道はあまり咲かない年が多いので、これだけ見事なのは初めて見るかも。

私は歩荷として歩くことが多いので、花を堪能するどころか白目を剥いて歩いているので見落としていたのかもしれませんがね(笑)

 

さて、山で咲くツツジは、平地で咲くツツジよりも華奢で可憐で儚い雰囲気があって、高山植物の中でもかなり人気は高く、シーズンになると、一眼レフカメラをぶら下げた山岳カメラマンが歩いていますね。

「アカヤシオ」とか「シロヤシオ」とか言いますけど、山岳エリアで見られるツツジは実はかなりの種類があり、同じエリアに混在して生息しています。

 

皆さんは、それがどの種類なのか、見分けることは出来ますか?

「いや~、自信ないねぇ・・」

そうですよね(笑) 私も分かりません。

 

ググったり、Wikiを参照すると、特徴を事細かに解説してあるので調べることは可能ですが、基本的に花の色の違いの他、葉の数や形、おしべの数などの違いで、識別することが可能です。

がしかし、微妙な差なので、ぱっと見じゃ分からないので識別は難しいです。

調べるのが面倒くさく、今歩いているエリアに生息しているツツジをネット検索して「分かったつもりになる」のが最も手っ取り早い。恥ずかしい話。

 

それでも長年山歩きをしていると、なんとなく分かるようになってくるので、山歩きは面白い。私のように比較的若手の男性登山者で、花や高山植物が好きで山を登る人は少数派かもしれない。

 

私の知識からの解説なので、100%の正確性は保証できませんが、ツツジの種類や見分け方について簡単に解説します。

 

オオムラサキツツジ

出典:庭木図鑑 植木ペディア

まず、街中の遊歩道やマンション、街路樹のそばによく植えられているツツジは、「オオムラサキツツジ」であり、ピンクとムラサキの中間色は色鮮やかですよね。よく見かけるやつです(笑)

丈夫で排気ガスにも強いということで、都市部の緑化で活躍します。

道路の中央分離帯に植えられていたりするので、排気ガスで葉が汚れたのを見かけることも多く、可愛そうな気持になってしまう花でもあります・・。

 

ヤマツツジ

これは甲武信ヶ岳の登山道に咲いていた、ヤマツツジです。山ツツジはオレンジがかった朱色でおしべは5つ。葉は伏毛におおわれているのが特徴。

とは言ったものの、花や葉をのぞき込んで確認したわけではないので確証は無い。

赤味も強いので、アカヤシオかもしれない。・・が、これはヤマツツジだろう。

 

ミツバツツジ

こちらはミツバツツジだろう。アカヤシオはゴヨウツツジのことで、5つの葉をゴヨウと呼んでいるだけに、葉が5枚出ていればアカヤシオだろうが、このツツジは葉が3つだったので、ミツバツツジです。撮影場所は両神山。

 

シロヤシオ(ゴヨウツツジ)

 

葉が5枚出ています。花は白いので、シロヤシオ(ゴヨウツツジ)ですね。

撮影場所は、写真左が両神山、写真右が西丹沢。

 

トウゴクミツバツツジ

これは蕾で一斉に咲く前の写真です。小学1年生のようにビシッと整列しております。

西丹沢、ツツジ新道の名物でもあるトウゴクミツバツツジ。北関東から関東の山岳地帯に生息するという。ミツバツツジとの違いはおしべが10本あるということで、少しゴージャスな感じが人気の秘訣。群雄して咲く姿は見事の一言。

 

レンゲツツジ

出典:庭木図鑑 植木ペディア

最後はレンゲツツジ。高山植物っぽい野性味がある。ヤマユリのような長細い花が特徴。色は朱色とオレンジ色の中間色。主には群馬、長野で自生するという。7月くらいまで咲いているという事から、初夏のツツジとも呼ばれ、一般的なツツジよりも遅い時期まで咲いているようだ。レンゲのハチミツのレンゲとは異なります。

 

見事に咲いた年の翌年は咲かなかったりするし、満開の頃に上手く予定を合わせられなかったり、満開のツツジを見れることは意外と難しく、所々まばらに咲くツツジの写真ばかりが、私の写真フォルダにあります(爆笑)

だからこそ、見事なツツジを探す旅は浪漫があります。

 

今回私が紹介したツツジが見分けられるようになれば、アナタもにわかツツジマスター!これらを覚えることが出来ればとりあえずは良いと思います。

皆さんはいくつ知っていましたか?ではまた!