
【実体験】車中泊の恐怖3選!
皆さん、こんにちは。社団法人ランナー龍(たつ)です。
皆さんは「車中泊」の経験はありますか?
自家用車を所持している方で、
トレイルランニングが趣味の方
釣りが趣味の方 登山が趣味の方 キャンプが趣味の方 車中泊自体が趣味の方(笑) |
まとめると、アウトドア派は車中泊の経験している方も多いと思う。
クルマを持つと、憧れるのが車中泊。
自家用車を ”車中泊仕様” にすることで、自分だけの秘密基地が出来るので、
子供の頃のようなワクワク感が得られて、浪漫がありますよね。
そんな車中泊ですが、楽しい事ばかりでは無いのも事実。
そこで今回は、
・車中泊の ”あるある”
・筆者が実体験した恐怖の車中泊3選
・車中泊で気を付けておくべきこと
これらを、私の経験値をもとに解説します。
楽しんでお読みください。
車中泊の ”あるある”
・自由になった気がする
・トレラン大会の前泊では、旅の感覚を味わえること、移動に自由が効くこと、宿泊費を抑えられることで車中泊が有効だが、その代償として体力が削られる、酒が飲めないなどの制約もあり、悩みがち
・登山では、電車バスではアクセスできない登山口で前泊して朝イチ出発出来る車中泊が有効だが、最終的にピストンして車まで戻れるルートにしないといけないことと、下山後に酒が飲めない制約もあり、悩みがち
・意外と眠れず疲れがち
・車中泊予定地が静かだと嬉しいが、誰も居ないとそれはそれで怖い
・かといって、人が居ても、時々聞こえる深夜の会話やトイレなどの行き来の音が微妙に気になる(いびきも聞こえる)
・真夜中に暴走族、バイク、スケートボードの集団が来た時の絶望感
・車中泊をする人、駐車利用だけの人の違いがなんとなく分かる(笑)
あるあるを紹介しましたが、共感いただけましたでしょうか?w
筆者が実体験した恐怖の車中泊3選
お待たせしました。私がこれまでに経験した中で、最も怖いと思った車中泊を3つに絞って紹介します。
”あるある” にも該当するので、これから車中泊をされる方の参考になるかと思います。
ちなみに、筆者は「車中泊」が趣味なのではなく、
登山やトレイルランニングをやるにあたり、必要があり、どちらかというとやむを得ず車中泊をやっている人であり、積極的に車中泊をしたり、こだわりがあるなんてことは全くない。
これが私です。なんか ”やってる感” だしていますが、ホンダのステップワゴンの2列目3列目を畳んで、マットを敷いて毛布を用意して寝床を作っただけの仕様です。
ハッチバックにカーテンを付けて虫よけくらいの対策はしています。
自炊もしましたが、大抵は外食で食事は済ませます。
本格的な人は300泊などの経験値を持つ方もいらっしゃるようですが、私は30泊~50泊程度の経験値です。多いのか少ないのか分かりませんが、
これだけ泊れば、まあ、色々と経験するわけで、3つをランキング形式で紹介します。
第3位 やたらと様子を見てくる警察官
宮城県のキャンプ可能な公園がある駐車場で車中泊した時の話です。(上の写真)
車両が30台くらい停められる駐車場にお客は私含む2組。車中泊は私だけで、もう1組の方は公園でキャンプをしていました。
とても静かで水場やトイレもあり、近くには温泉もあり、最高の環境でした。
14時過ぎ頃から、パトカーが何度も何度もこの駐車場をゆっくり巡回しているのです。
1周目と2周目は気にしませんでしたが、さすがに3周目から違和感を感じ始める。
お巡りさんが居て安心だが、しかし何故?それだけ治安が悪いの?
そのような前情報は無かったはず。
4周目についにパトカーが駐車場に入り、警察官2名が降りて散策を始めました。
私の車を覗いたり、ナンバーを見たり、トイレを巡視したり、明らかにそれは普通ではなく、間もなく日没、私も恐怖の限界を迎えたため、車を降り、
「すみません・・何かありましたでしょうか・・・」
(ここは車中泊が認めらており、禁止ではなかったはず!?)
恐る恐る尋ねると、警察は苦笑いし、
「驚かせてすみません、近所の認知症の方が1日行方不明になっているので、捜索しています」・・とのこと。
あーなるほど・・田舎 ”あるある” なのかなと思いつつ、同時に高齢化社会の現状を感じるのでした。
その後、夜寝ている時に、認知症の方がドアをノックしたりしないだろうな・・と、ちょっとだけ不安な誰かさんなのでした。
因みに場所は、上の私が車中泊している場所で起きたことです。良さそうな場所だとは思いませんか?それでもぐっすり眠れないなんてことはザラにあるのです。
苦い後味も含めて第3位でした。
第2位 覗いてくる謎の人
これは女性の単独車中泊では特に気を付けていただきたい内容です。
埼玉県のとある山の近くの有料駐車場で車中泊したときの話です。
有料駐車場で受付をし、翌朝の日の出後に登山をするために前泊しました。
今回は私一人ではなく、小学生の息子と一緒です。
この駐車場は不思議で、民家と隣接しているからだと思うのですが、民家側の通路の砂利がなんと「防犯砂利」でした。
車が走るところや、民家と隣接していないところは普通の砂利が敷かれていて、綺麗に整備されている駐車場ではありましたが、私が止めた場所は民家側で、この辺りを歩くときだけ砂利が物凄い「ジャリジャリ」音を立てるので、防犯砂利であることが直ぐに分かりました。
問題は、未明から夜明け直前に起こります。
防犯砂利の音が目覚ましとなり、起き上がります。
誰かが歩いているのですが、通り過ぎたかと思えば、戻ってきたり、私の車をぐるっと回ってみたり。
ただそれ以上、何かが起こるというわけではなく。
後で話を聞くと、実は息子も起きており、 ”おっさん” が窓から覗いていたらしいです。
かなり怖いですが、駐車場のオーナーが、無断駐車のチェックなどで巡視していたに違いない・・と思うようにしました汗
この件に限らず、車中泊をしていると、一定の確立で窓をのぞき込んでくる奴はいます。
第1位 野生動物?の包囲
早朝発のため、長野県の八ヶ岳エリアのとある駐車場で、車中泊をしていたときのこと。
登山口のすぐそばの高原帯で、自分以外は誰も居ない状況。真夜中の2時~4時くらいの時間帯に、物音は聞こえます。私の車の真横にいるのは確かです。
たぶん、野生動物と思うけど、例えば指名手配中のサイコパスがここに逃げ隠れていたとすれば、或いは、ここで起きたら事件の目撃者になってしまうのではないかという、謎のネガティブ思考が働き色々妄想にふけ、疑心暗鬼に陥っていました。
動物だとしても2匹?複数の場所から音がするので恐らく1体ではない。これがタヌキやイタチなら良いが、熊の親子なら、これから山に登る意思が完全にへし折られるだろう(笑)
ただ、明らかに私の車に執着してぐるぐるまわっており、この時間は汗が噴き出るほど恐怖でした。今なら全然平気だけど、当時はまだ登山歴も2年で色々と経験も浅かったので、経験値で怖さを克服できなかったのだ。
ちなみに、野生動物はテント泊の時もテントの周りを何周もぐるぐる周る習性がある。
車中泊にしても、人間不思議で、同じシチュエーションを何度も何度も経験すると怖い感情は無くなり、平然としていられるのだから不思議です。
ですが、それに慣れてしまい、防犯など油断してしまうと、足元をすくわれることにもなりかねないので注意が必要だ。
車中泊で気を付けておくべきこと
車中泊で気を付けておくべきことはいくつかあります。
代表的なポイントとしては、車中泊予定地の現地情報を事前に良く調べておくことです。車中泊が許可されているか?治安は悪くないか?トイレはあるかなど。
それ以外は以下に箇条書きにします。
・なるべく女性の単独だと悟られないよう目立った行動は慎む(女性の場合)
・車中泊が禁止されていないか周囲を確認する
・一酸化炭素中毒対策として窓は僅かでも空けておく
・屋外で寝るつもりで防寒対策を考える
・隣人トラブルを避けるため、オーディオ、生活音などは慎みマナーを重んじる
・エンジンを切った後は消灯忘れなどによるバッテリーが上がりに気を付ける
・エコノミークラス症候群に気を付ける(血液循環悪化による心肺停止)
・熱中症に気を付ける(塩分水分の常備)
・犯罪に巻き込まれるかもという意識(あなたの違和感は意外と正しかったりする)
・ゴミの散らかしは絶対NG!(車中泊が禁止される原因になります)
リスクは色々とありますが、車中泊は楽しいのも事実。
これから夏本番、車中泊を伴うアウトドアを楽しむ人も増えてくるでしょう。
私も車中泊の予定があります。
下調べを忘れずリスク管理をして楽しい車中泊をお楽しみください!ではまた!