トレランを楽しむ芸能人 6選【女性】偶然遭遇することも!一般人と芸能人の境界線に言及
皆さん、こんにちは。社団法人ランナー龍(たつ)です。
テレビ番組など見ていると、マラソンを趣味とする芸能人って意外と多いですよね。
そういえば、トレランのレースでも時々みかけるけど、芸能人でトレイルランニングをやる人ってどれだけいるの?
ふと気になったので、この記事を執筆している2024/02/12時点までに私が実際にレースで見かけた芸能人と、SNSやメディアに取り上げられていた、トレイルランニングを楽しむ芸能人を今回は女性限定で6名紹介してみたいと思います。
テレビで活躍される忙しい方々がトレランに興じるのは凄く高度なことだと思います。
芸能人がトレランなんて過酷なスポーツやるわけないだろ!とお思いの方、
トレランの何が魅力なの?考えている方、
このような方は是非、お読みください!
レース中の芸能人ランナーの足を止めるのはどうかと思う
先ずは、問題提起をば。
これはレースでよく見かける光景です。
芸能人は人気があるので、仕方がないと言えばその通りなのですが、レース中はその芸能人も、必死に走っているわけで、仮にタイムを競っていなくても、呼び止められて足を止められるのは不愉快に思う可能性もあるわけです。
サインを書く光景は流石にレース中では見たことが無いですが、山の急斜面の登りの最中に呼び止められて、スマホでツーショット撮影をお願いしたり、グループで撮り合ったりなどの光景を見ます。
このような行為について、プロ山岳ランナーの上田瑠偉選手も、ブログかTwitterなどで注意喚起しているのを見かけたことがありますが、正にその通りですよね。
芸能人主催のイベントレースなら、それも1つのアトラクションなのかもしれないけど、一般のレースであり、プライベートで出場している可能性も高く、本人も承知の上かも知れないけど、やっぱり足を止められるのはキツい。
なので、見かけてもそっとしておいてあげるか、
「頑張りましょう!」「応援しています!」くらいの声掛けに留めると良いのではないでしょうか。
トレランを楽しむ芸能人 6人【女性】
さあ、いよいよトレランを趣味(?)とする芸能人を紹介します。男性はほとんど知らず、実際に見かけるのは女性ばかりでしたので、女性限定で紹介します。
トレランに親しむ皆さんは、もう知っているかもしれませんね。
しかし、1人1人のバックグラウンドから考えれば納得の6人です。所属事務所と合わせて紹介しますね。
では、6人。一挙公開します。※順不同敬称略(さん付けを省略)
梅宮アンナ
1人目は梅宮アンナ。トレランを楽しむ芸能人としては古くから有名なようです。写真は白馬国際トレイルランのミドルの部に出場されたときのもの。その様子が女子モーグルの上村愛子選手とのツーショットで分かる。白馬国際以外にもサハラマラソンや西丹沢アドベンチャーレースにも出場されたとか。
梅宮アンナは、自身の波乱万丈な人生、子育て、介護、相続など人生で遭遇する様々なことに関する講義活動を講師として行っている。
そんな梅宮アンナもトレランを始めた当初はバッシングも多く、あまり歓迎されていなかった模様。それが継続するにつれ、その理解度が深まっていったことを雑誌等で語っている。
『RUN+TRAIL』の梅宮アンナのインタビューを読んで思うこと
この雑誌はなかなかのできで創刊号から毎号買っています。最新号(Vol.11)は梅宮アンナが表紙でインタビュー記事あり。このインタビューがなかなかいい。彼女が最初にサハラレースに出てリタイアした時にはふざけているなと私はあざわらったのですが、昨年6月の「西丹沢アドベンチャーラン42K&21K」に出た時に梅宮アンナも出ていたと聞き、おふざけじゃなくて本気でトレイルランをやっているとわかりました。
このインタビューを読んだら、そういったことが書いてありました。レースに出始めたころは冷ややかな視線を浴びたのが、だんだんと好意的な反応が増えてきたとのこと。いやあ、彼女は本当にトレイルランの魅力のとりこになっているんですよ。自分自身も含め偏見や先入観は本当にいかんね。
引用:しらちゃん日記 より
私も梅宮アンナさんのブログ記事をいくつか読みましたが、真剣に楽しんでいるのが分かります。
山の魅力を共有出来て光栄であり、嬉しく思います。
何より「トレラン」というニッチな趣味に目を付けたところが素晴らしいです。
梅宮アンナとしては、順位を競うよりも景色を楽しむことや制限時間内に完走することに重点を置き、ファンランとして楽しんでいるようです。
梅宮アンナ 所属:株式会社Anna’s.com
上村愛子
二人目は上村愛子。
元オリンピアの女子モーグル選手である上村愛子は、ご存じの通りバリバリのアスリートだが、現役を引退してもスポーツとは縁が深く、山のスポーツに親しみ、講演活動なども行うタレントとしての顔もある。華やかな容姿から、当初からのファンも多いだろう。
上の右側の写真は比叡山トレイルに参加した時に撮影されたもの。現役の面影が!
また、出身の白馬村では、白馬の国際トレイルに顔を出しているのを私も見かけています。
※写真左が上村愛子
その時の記事はコチラ
元々が山岳スポーツ出身なので、山を走ること自体は守備範囲と思いますが、ガチというよりはファンランとして楽しまれているのかな?と思いました。ただ、選手時代の負けず嫌い精神が根底にあることが、走り続けられるパワーの源なのかもしれない。
上村愛子 所属:スポーツビズ
高橋成美
引用:Wikiより 当Youtubeチャンネルより
若手の選手登場です。3人目は高橋成美。
高橋成美は冬季五輪のフィギュアスケートオリンピアで、ペア種目にて華々しい成績を収めている。2018年にフィギュアとしては引退(?)されたようだが、現役引退からはまだそう時間は経過していない。
私がお見掛けしたレースはKFCシリーズの多摩川源流トレイルランでした。
高橋選手の凄いところはその努力にある。トレイルレースに出場するまでかなりの走り込みトレーニングを積んでいる様子がX(旧Twitter)などにアップされていた。実際、レース中に写真撮影などに対応しながら走っていたのにも関わらず、種目別女子で優勝していたので相当凄い。
スポーツとは別だが、クイズ番組でも勉強を重ね、全問正解の賞金300万円も感動で泣きながらも獲得していたことから、何事も血の滲む努力をされている方なのかな、と尊敬せざるを得ない。
年齢的にもまだ伸びしろがありそうで、私も勝てなくなるのは時間の問題であり驚異的でもある。今後の活躍に期待したい。
タレント活動の一環でもあると思うが、ランナーとしてはガチであると考えます。
高橋成美 所属:松竹芸能
(吉本興業所属と勘違いしてました!スミマセン!)
西谷綾子
4人目は西谷綾子。
女性芸能人のマラソン最速タイムでは恐らくトップクラスの走力を持つのが西谷綾子。バレーボールでインターハイ選手という下地がある中でタレント活動を開始。フルマラソンでちょうど3時間くらいの走力。
トレラン界でも交友が広いのか、色々な大会で招待選手または一般選手に紛れて見かける機会が多い。白馬国際、越後カントリー、菅平スカイラン、その他(忘れました)
オスカープロモーションのモデル、タレントとしての活動やテレビラジオ出演、ファイテンアスリートとしてのアンバサダー活動、栄養やストレッチなどの講義活動、出産直後の育児などもあるため、年齢的に伸びしろはありそうだが、記録の向上を狙っているかは分かりません。
私も西谷選手の講習会に参加しテーピングを学んだことがあります。そういう経験からも芸能人と言うよりはスポーツインストラクター的な印象が私にはあります。
座学だけでなく、実走のイベントも開催しているようですね。プライベートでも高尾・丹沢エリアを走っているようで、私と同じエリアであることの親近感も。
トレイルレースでもネガティブスピリットを心掛けているのか、ペース配分が上手いです。
西谷綾子 所属:オスカープロモーション
福島和可菜
出典:サンミュージック 福島和可菜Youtubeチャンネル
5人目は福島和可菜。
元自衛官というキャッチフレーズでタレント活動をしており、その見た目と自衛官という職業のギャップから、ランナー界隈なら知っている人も多いだろう。
ゴリゴリの一流現役選手なので、もはやアスリートと言う方がしっくり来るし、芸能人と言う枠に入れることは反則級とも思ったが、やはり主はタレント活動なのでノミネートさせていただきました。
高橋尚子選手のような、マラソン元メダリストオリンピアを除く女性タレント・芸能人の中では最速のランナーと言われています。(芸能界女性初のサブ3達成 ※2時間台で完走)
高橋成美、西谷綾子が推定月間走行距離200㎞台の練習量でこれも凄いが、福島和可菜は推定月間400㎞以上の走行距離があると思われる(当ブログ調べ)
サブ3目指すならこのくらいは走らないとダメだという事だ。
100km以上のウルトラや、トレイルなどの過酷な環境だと更に強いイメージがあるので、そこは流石、元陸上自衛官だと感じました。又、姉妹揃ってランナーであることでも有名。
福島和可菜 所属:サンミュージック
井上咲楽
出典:ホリプロ ABEMA times
6人目は井上咲楽。
最後にして、最年少。今後の成長に最も期待が寄せられる芸能人アスリートです。
ゲジゲジ眉毛の印象がありましたが、最近はイメチェンされたようです(笑)
流石にレースでは直接見かけたことはありませんが、50km級のトレイルランの経験があるという。そして芸能人マラソン大会などのテレビで度々出てくるので意外に思ったが、マラソンのPBが3時間20分台?という記録を保持していることから、相当鍛え、走り込んでいる模様。
サブ4でもただでさえ、相当速いと言うのに、サブ3.5は継続的過酷な努力なく成し得ることは絶対無理なので、ランナーとしては本気で走っていると思う。
「田舎出身で昆虫食をする」というキャラクターであるが、プロフィールにマラソンサブ3.5とでも書いたら、またガラッと印象も変わりそうなものである。もちろん、いい意味で。
走ることをテレビ活動の中だけに限定することなく、一般ランナーとしての活動に期待したい。そうすることで、同性代の女性ランナーも増え、世の中の運動不足解消の一助になるかも知れない。
ランニングフォームやペース配分を見ると、かなり粗削りなので、年齢もさることながら伸びしろがありそうで、今後が楽しみなランナーの一人です。
井上咲楽 所属:ホリプロ
山は芸能人を一般人に変えてくれます
紹介したトレイルランナー まとめ
【所属事務所】
Anna’s.com、スポーツビズ、松竹芸能、オスカープロモーション、サンミュージック、ホリプロ
【ガチランナー】
高橋成美、西谷綾子、福島和可菜、井上咲楽
【ファンランナー】
梅宮アンナ、上村愛子
【オリンピア】
上村愛子、高橋成美
【スポーツ関連性あり】
上村愛子、高橋成美、西谷綾子、福島和可菜
【スポーツ関連性なし】
梅宮アンナ、井上咲楽
【20代】
井上咲楽
【30代】
高橋成美、西谷綾子
【40代】
上村愛子、福島和可菜
【50代】
梅宮アンナ
紹介した各芸能人の事務所、世代、背景など記載しましたが、特定の関連性に偏ることなく、かなり幅広い層がトレイルランを楽しんでいることが分かりました。私も今記事を書きながら驚いているところです。上村愛子と福島和可菜は年齢も私とほぼ一緒でした。
トレランの何が魅力なの?という疑問については今回は私の考えを書き出すことよりも、紹介した彼女たちのブログやSNSなどの発信に注目してみてはいかがでしょうか。上手に魅力を語られているかもしれませんよ。
山で芸能人と遭遇したら・・
芸能人トレイルランナー。いかがでしたか。
アスリート活動を行っている方が中心であったため「芸能人」って感は薄かったかもしれません。
ですがマラソンと違って、トレイルランは場所が山の中なので危険も多くリスクも付きまといます。そう考えるとトレイルランニングって始める敷居が高いですよね。なのに登山やトレランを趣味に出来る芸能人って凄いなとは思います。マネージャーやガードマンが付いてくるわけにはいかないだろうし(笑)
芸能人であってもプライベートは当然あるわけで、プライベートはなるべく干渉しないように心掛けたいところです。
漫画でも山で有名人と遭遇した時の一コマをリアルに描写しています。
引用:バンチコミックス 『山と食欲と私』11巻 新潮社 ©信濃川日出雄
どこかで見たことがあると思いつつも、声を掛ける主人公、鮎美。案の定、人気テレビキャスターであった。
引用:バンチコミックス 『山と食欲と私』11巻 新潮社 ©信濃川日出雄
有名人からは内緒にしてネ的なことを言われる。主人公、鮎美は、普段テレビで見る姿とはまた違う、一人の人間を見た。そんな不思議な体験をしたのだ。
自然は誰にでも平等です。一般人であっても、芸能人であっても、同じようにその自然の魅力と雄大さに共感できるものであり、差があるわけではありません。
だからこそ、同じ対等の目線でいれたら素敵だと思います。理想は山で偶然すれ違っても 「こんにちは」だけで何事もなく過ぎ去るくらい自然な流れになったらいいな。
もしかすると、オーラを消して一般人としての顔で何気ない顔で歩いているかも。
山は芸能人を一般人に変えてくれるのかもしれない。ではまた!